自然美豊かな秀峰
    
2002.5.18/単独
         
「Aコース〜縦走路分岐〜避難小屋〜神居尻山〜Bコース〜林道」


 神居尻山は、増毛・樺戸山地の区分に属し、魅力ある山容であるも比較的知名度が低く私自身もこの山域は経験がなく初めて足を踏み入れる。
 滝川市からR451号に入り、浜益村方面へと向かい当別方面標識に左折し墓地を過ぎて「道民の森」に深夜到着、整備された施設群に人影はなく、キャンプ施設を右に見て沢沿いの舗装林道に3本のA・B・C登山口を確認してA道登山口手前で車中泊。
 翌早朝、頂上まで最も長いAルートへと登山ポストから遊歩道を交える登山道に高度を上げると桃色のツツシそして左手に魅力ある浜益岳・群別岳・暑寒別岳・黄金山等の増毛山地の春山が広がり、頂上まで○Kmの標識と勉強会となる看板を読みながら、長い緩やかな起伏を繰り返し、途中整備された丸太階段・太いロープ・ベンチ等登山道の整備努力には頭が下がる思いと登山道に熊の掘り返しを発見!!
 尾根道を序々に実感する頃、木々の間隙からBコース尾根と正面に雪渓が点在するピンネシリを見ると勾配が強いガレ気味の道にロープが張られた場所を登り詰めるとベンチがあり、右手に神居尻山と正面にピンネシリが展開して充実した時間帯と雪渓を登る。
 865高地付近には山桜が終わりの花を見せて、雨量観測施設ドームを頂上部に抱くピンネシリへと続く登山道が一筋延びる展望の稜線歩きにピンネシリ分岐次いで基礎部がコンクリートの避難小屋を過ぎ、頂上部を見ながらの緩やかな登りにコンクリート造りの方向案内がある小広い神居尻山頂上部からは山桜越しに白さが大部分の増毛山地が強風の無人空間に広がる。
 下山路のBコースは、急勾配に丸太階段が続きコル部から程なくピークでCコース分岐点から再び下りにかかると本日初めての登山者「(HYML:Ha夫妻)と帰宅後メールにて確認」に出会う。
 B道は、終始丸太とロープがあり、ガレ気味の斜度が強い登山道には必要なのだろうと山桜を見ながら高度を下げるとB道登山口手前からは幾つかのGPと出会い明るいB道登山口に飛び出て、のんびりとパンをかじりながら暖かい陽差しを浴びると出発地点のA道登山口である。
 この山域山行は初めてであったが、深き大きな良き山魂である。

所要時間:3時間5分

@ A道から神居尻山
A 頂上からA道稜線と避難小屋とピンネシリ
B 頂上直下
C C道分岐から神居尻山
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