どっしりの山容
武佐岳は、道東にあって1000m級の高さから根釧原野と野付半島への好展望が得られる魅力ある山容でありと2年越しの念願の山である。
弟子屈町から国道243号で養老牛へと左折し、二つ目の集落市街地の開陽台標識に左折、武佐岳案内板に右折すると、赤い橋を越えた所が1合目の武佐岳登山口であるが、左折して舗装道路が終わりクテクンベツ林道の砂利道200m程の武佐岳登山口導標に程なくトイレ完備の登山口に到着するが林道は延びている。
広い駐車場登山口には、山開き横断幕が張られて雨模様の空を眺めている登山者が4台程車内で待機状態を横目に天候は回復すると早朝の林道に入る。
広い林道の木々の間隙から武佐岳が高く、山麓基部までは予想以上に遠く、雨が小降りなる頃、林道Y字分岐点を右へと方向を変えて、引き続き落ち着いた雰囲気の林道終点には、武佐岳憩清荘が山小屋らしい雰囲気を漂わせると本格的な登山道に変わり、この山開きに合わせての笹苅りが全登山道に行われて地元の関係者に頭が下がる。
緩やかな登りが続き、右手の武佐岳が序々に大きくなり北側から回り込むように傾斜を強めて、尾根歩きを実感すると開豁した小広場のお花畑からは双耳峰の武佐岳頂上部が迫力あり、コル部へと高度を下げると本格的な急登が始まり、一気に高度を上げると頂上部は目前であり、ハイマツ地帯を緩やかに登ると広い武佐岳頂上で、大きな岩石に山名レリーフが埋め込まれ、無人の頂きからは、夏道が無い海別岳そして知床連山が霞んで、待望の山に立てた事に曇り空の下感謝する。
下山中に沢山の登山者とすれ違いこんなに人気を感じた事は久しぶりであったが、山小屋付近からは、雨が本格的となり、頭にフキの葉帽子の傘代わりで下山すると山開き関係者より中標津牛乳を2個頂く…登山道整備そして本日と御苦労様ですと…雷が轟く雨天に次の標津岳はと向かう。
@ 武佐岳憩清山荘
A 武佐岳
B お花畑から武佐岳
C 頂上部
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