音江低連山
イルムケップ山は、国道12号線の音江地区から眺めると音江連峰山麓東側に位置し、この連山一帯は、格別に特徴のある山ではないが軽易に登山を楽しむには適度な高度と奥深さもあり、山麓の奈井江側にはダム公園又深川側は青年の家・スキー場等の開発が進んでいる。
国道12号線を音江信号で右折し、高速道路下を抜けて青年の家を過ぎ、戸外炉峠から1.4Kmスキー場先の「音江連山登山コース」標識に従い林道に入り、スキーリフト下を幾度か抜けて三叉路を左折(直進は鳩の湯:閉業中)すると程なく広い登山口広場である。
南暑寒岳下山後の昼時刻もあり、人気がなく工事中の階段を上ると駐車広場直上の沖里河山頂上で前回は、鳩の湯側から音江山そして無名山経由でのこの頂きであったと想い返しながら地味な周辺の山を眺める。
イルムケップ山へと緩やかに良く踏まれた登山道に高度を下げてコル部から緩やかに登り、無名山標識に右に折れて高低差のない緩やかな起伏に程なく標識も石柱もない小広い無名山である。
山頂からのイルムケップは、頂上部まで樹林帯が延びて導標もない笹道に入ると勾配が強い細い登山道に足元を滑らせ背丈の高い笹等に覆われた登山道であり、音江連山は深川町が管理しているのか非常に整備され標識も完備されているが、このルートは、奈井江側が本当の登山道であるが現実は深川側からの登山者が大半を占める現状を考えると管理面の違いに驚く。
高度を落とすと登山道は、引き続き背丈を遙かに越える笹で足元が確認できない程の密生で刈り払い等の整備は全くなく、道沿いにはタケノコ採りのゴミ散乱が途中の林道分岐もあってか、車両が乗り入れて一層の悲惨な状況が続きタケノコ採りマナーは最悪であり、どの山でも共通である。
笹との戦い状況の末に林道跡を緩やかに登ると明るい広場に標識のあるイルムケップ山頂上には菊に似た花が一面に咲き奈井江側のダム湖そして石狩平野が広がる。
@ 無名山からイルムケップ山
A 頂上部
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