花の名山
     
1998.7.19/単独  
             
林道登山口〜冷水コース〜馬の背コース〜望岳台〜ひょうたんの池〜吹き通し〜夕張岳


 「夕張岳」は、昔一部の人たちには高山植物の宝庫として知られて、植物学者の調査も実施されていたが、この山に大規模なスキー場開発の計画が出た時点の世論間で夕張岳固有の高山植物は天然記念物に指定されおり、全国的に名が知られて花の名山として有名である。
 なだらかな起伏を連ねた女性的な山容であるが、許容以上の登山人口に自然保護の面から入山禁止の声も出ている。
 夕張の芝生の美しい石炭村キャンプ場でテントを張り、コンサ−ト・ロ−ズガ−デン・幸せの黄色いリボン(黄色路ハンカチ)を涼しげな夕刻にトボトボと散策。
 翌早朝、シュ−パロ湖にかかる鉄橋を渡り、川沿いの林道終点が登山口で、沢山の車が並び人気の高さを実感し、林道終点の分岐から冷水コ−スの急登混じりの樹林帯が日除けとなり、涼しさを作りだして針葉樹が目立つと第一の水場「冷水の沢」で水を補給する。
 第2の水場を過ぎて前方に明るさを感じると、馬の背尾根コ−スであり展望が利いてくると左手に「姫岳」のとんがりが見える。
 尾根の勾配が増して、眼前に「前岳」が大きく聳え、回り込むと芦別岳が広がる望岳台で格好の休憩場所……暑いと枯れ木を移動し座り込む。
 斜面が穏やかさに変化し、憩沢の第三の水場を過ぎると広い台上の湿原遅滞に巨大な「ガマ岩」を見ながら 高原散歩の気分で木道の両脇に花が点在し、目を奪われる時間が続き、左手に巻き込むといよいよ目標の夕張岳が遠くに姿を見せる。
登り返しの吹き通しの砂地から本格的な登りに、息を切らせながら快調なペ−スで祠を按部に見て夕張岳頂上に到着する。
 青空の下、北に芦別岳の威容が凄く又コ−スを振り返ると高原風景に鋭い岩山がキノコのように点在し大きさを感じる。
 昼食には時間的に早く、下山にかかり「憩沢」で大休止……少々お疲れ気味!!
 下りの連続で更に馬の背コ−スにかかると、長時間の本格的な足場の悪い急坂に足がガクガク状態、沢音に「夕張岳ヒユッテ」の二階建てが見えて、林道歩きに願望であった大きな山行に非常に奥深い山であったと振り返る。
@ 夕張岳
A ユウバリソウ
B 吹き通しからの夕張岳
C 頂上から前岳・姫岳
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