鳥帽子岳1000m級の静峰
2003.10.20/単独
1109m
百松沢林道〜厳望台〜鳥帽子岳〜神威岳〜登山口
鳥帽子岳は、道央の神威岳北側に聳える1000m級の山であり、一般的には神威岳を登頂するが、奥まった鳥帽子岳へと足を延ばす登山者は比較的少なく、私も同様で神威岳は登っているが登山道があると知り今回の山行である。
早朝に支笏湖畔のイチヤンコッペ山を下山し、230号線で定山渓に向かうと秋晴れに神威岳が砦のような山頂部を山麓から見せる。
「百松橋」バス停から豊平川に架かる百松橋を渡り、直進するとゲート手前に駐車広場があり、ゲートを抜けての林道歩きに砥石ダムの水面が紅葉景観に映える。
神威岳導標に従い山腹を切り、林道に再び出て沢音を聞きながら、再び登山道に入り、落葉を踏みしめながら緩やかに高度を上げる時間帯が続く。
落葉の登山道にまろやかに漂う香りは、一体何だろうと気になっていたが、そうか…お祭りの出店の「綿飴」の香りだと妙に納得する。
沢筋を渡り、尾根直下に先行者のGPの声が響き、尾根筋歩きに変わり厳望台を過ぎると、直登が続き真新しい切り株で頭にタンコブができ、木株には「中央労山」のテープがある。
神威岳の裏側に回り込み岩場を抜けると神威岳と鳥帽子岳の分岐で右折すると5分程で神威岳である。
鳥帽子岳までの距離と時間を計りながら、分岐を左折しての尾根筋はコルへと標高差60m位高度を落とすと起伏の少ない尾根歩きに変わる。
良く踏まれた踏跡は、頂上から東側に派生する尾根筋の岩場へと明るい斜面に勾配強め、振り返ると神威岳が要塞の景観に眺められ又右手には百松沢山を望む。
派生尾根に上がり、左へと方向を変え比較的細い尾根筋の笹を分けると小さな山頂標識があり、樹木に展望の制限を受ける頂である。
狭い尾根山頂からは、眼下に札幌湖が広がるも、登山路を少し引き返して展望適地で昼食である。
下山時は手稲山と札幌市街地を望み、百松沢山の沢筋を眼で追いつつ、晩秋の落葉を登山靴でかき分けて山麓に出る。
追伸:登山口となる駐車場広場南側にGPSを置き忘れる…愛用しいてるGPSは勿論であるが、同様に昨日のGPSデーター(喜登牛山/東三国山)も紛失したのが心残りである。
登り 百松沢林道ゲート 1時間50分 分 岐 40分 鳥帽子岳 @ 分岐から鳥帽子岳
A 鳥帽子岳から神威岳
B 鳥帽子岳東尾根
C 神威岳から百松沢山
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