写万部岳 低山ながら眺望の山
      
2003.11.01/単独
                  
498m
登山口〜南西尾根〜頂上(往復)


 写万部山は、噴火湾沿いの長万部町北側に位置し、山麓から端正な山容を眺める。
 登山口へと国道37号線沿い海岸側に「静狩原野開拓記念碑」と山側に「共立小学校/静狩温泉」等の標識に三叉路を山側へと向かい、函館本線・高速道路を渡ると山麓には牧草地が広がり、広く明るい駐車場広場が登山口である。
 登山口から樹林の緩やかな車道に入ると、程なく右手に一合目標識がある登山道で、○号目標識が頂上まで続く。
 晩秋景観の登山道沿いに、地元の共立小学生による標語札を読みながら、この山は登山口広場の設備又登山道管理が行き届き、地元住民と山との関わりの深さを実感する。
 緩やかな登山道は、4合目手前で勾配が強まり、一旦平坦な歩きにダケカンバ林を抜けると頂上へ延びる稜線を空際に実感できる。
 稜線直下は、このルートでは一番勾配が強く、トラバース気味に稜線に上がると5合目であり、北東へと「のびやか」な踏み跡に尾根歩きの始まりである。
 夏季には「シラネアオイ」が咲くのだろうと快適な展望歩きに一等三角点の山頂部で、直下奥に簡易トイレもある。
 山頂部からは、噴火湾にまぶしい太陽・羊蹄山・尖りの昆布岳又道南の山並みが広がり、標高500m弱の低山ながら眺めは抜群で、地理調査所による「天測点」設置を納得して下山する。

備考:天測点とは、1954年当時、星(恒星)による経緯度観測にて測地原点を決定する際の観測点「全国で48箇所(8箇所/北海道)」であり、当時の観測機器は、重量があり、コンクリート柱の観測台が必要であったと知る。

登り 登山口
40分
頂 上

@ 山麓から山容
A 南西尾根
B 5合目からの登山道
C 登りの尾根筋
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