黒松内岳 堂々たる山容
黒松内岳は、黒松内町南に位置する700m級の山であるが、東側からの山容は急峻で魅力的な高峰景観である。
登山口へと国道5号線から道道9号線に入り、狩場山駐車場公園脇から林道に入ると正面に登山意欲をそそる山容を眺め、林道沿いに建つ「大栄鉱山」の碑文を読む。
黒松内川沿い林道を5.5Km程走ると右カーブに登山口標識があり、屈曲した林道脇の狭い広場に駐車する。
落葉に埋まる丸太階段から始まる登山道は、尾根へと急登が12分程続くと傾斜も弱まり、顕著な尾根筋歩きに変わる。
この山は、美相のブナ林で知られるようであるも、晩秋のこの時期は赤茶けた落葉が足元でカサカサと騒ぐだけである。
起伏の少ない時間帯から一旦高度を下げて森林限界を抜けると、正面に黒松内岳の全貌が間近となり、三角錐形状のスッキリとした山容が青空に映える。
開豁した急斜面に登山道は直線的に延びており、眼下に林道を眺めながらトラバースして、順調に高度を上げると短時間に頂上である。
頂は、笹に囲まれているが展望に優れ、三角点は頂上標識より少し離れた地点にある。
備考:大栄鉱山跡について
昭和6年に余市町出身者が、露頭金鉱を発見して以来、精錬所・社員住宅・分校等の一鉱山街を形成して、昭和18年閉鉱まで活気を呈したと知り歴史の重みを知る。
登り | 登山口 |
1時間15分 | |
頂上 |
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林道から山容
A 山頂部
B 山頂直下より登山道
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