長万部岳  懐深き大きな山
   
2003.11.01/単独
                
972m
林道ゲート〜鉱山川沿い林道〜登山口(うすゆき荘)〜鉱山跡〜頂上(往復)


 長万部岳は、長万部町と今金町の境界に位置し、900m級の山容はどっしりと大きく登山意欲を抱かせる山である。
 登山口へと、国道5号線の二股橋付近の「らじうむ温泉」看板から道道842号線(大峯・双葉線)に入り、二股川沿いに「二股ラジウム温泉」分岐を直進して、「大峯温泉(閉鎖)」を過ぎ、舗装道路終点から二股林道に入ると1.1Km程にゲートがあり駐車場は狭い。
 鉱山川沿いの緩やかな林道を2Km弱歩くと、明るい広場に朽ち果てた危ない階段の「うすゆき荘」が建ち、正面に登山記入箱がある登山口である。
 登山帳に記入し、七曲がりと呼ばれる林道をトラバースすると、頂上まで続く○合目標識に道程を確認しつつ緩やかに高度を上げる。
 落葉が堆積した狭い沢筋を混じえ、遠くに長万部岳と派生する稜線に距離を図りながらの時間が続く。
 林道終点の開豁広場にベンチのある鉱山跡で、この地点からの展望は素晴らしく、大きな山容が凹地越しにどっしりと眺められる。
 本格的な登山道に一変して、疎林帯の岩場を抜け、北尾根へと回り込むように引き続き緩やかに高度を上げるも山頂基部への時間が長い。
 8合目標識から本格的な山頂への取り付きとなり、急登が続くが順調に高度を上げ、双耳峰的な南西ピークに出ると、なだらかな稜線越しに本峰がある。
 頂きは、小広く展望に優れて、噴火湾・羊蹄山・昆布岳又荒々しい大平山・狩場山・カニカン岳等が広がり、意外と奥深い山であったと空間を味わう。

二股林道ゲート
登り 25分 下り
1時間05分
うすゆき荘(登山口)
1時間
頂  上

@ うすゆき荘
A 5合目(鉱山跡)から山容
B 山頂部
C 1022P
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