太陽柱輝く山
   
2003.12.17/単独
                  

なよろ温泉サンピラ−〜イースタンコース沿い〜山頂


 九度山は、我が町名寄市の北東に位置し、頂上部までリフトが延び、雪質日本一を売り物にするFIS公認コースの山であり、登山の対象とはならない山であるが、ピヤシリ山周辺の山容偵察に登る。
 山麓には、国内シーズン最初のジャンプ大会が開催される90m級ジャンプ台及び温泉がある。
 今年の降雪量は極めて少なく、先日は雪山を期待して北見峠周辺の山行へと出かけたが、やはり雪不足であり、スキーでの薮漕ぎは御免とスキー場の様子を訪ねると上部斜面はクローズと聞き、それならば静かであろうと山麓に向かう。
「なよろ温泉サンピラ−
」より、クローズ状態の東側斜面(イースタンコース)に取り付く。
 ブッシュが出た斜面には、スノーモービル跡が一筋延び辿ると、周囲の樹木斜面には、笹が鬱蒼として顔を出し、コース開豁斜面の広がりを心地良く登る。 
 最終リフト降り場と共に九度山の特徴ある東側岩壁を眺め、ウサギの足跡を追いながら、岩壁を迂回すると九度山山頂である。
 頂きからは、名寄市街地・ピヤシリ山・函岳等が広がり、更に北側の台地を行くと朱屋朗山等が間近に見える。
 九度山・ピヤシリ山は、厳冬期に細かい水分が氷の結晶となり、空気中を漂い太陽にキラキラと輝くダイヤモンドダストが、柱状に輝いて見える「サンピラー」が有名で、発生時刻は朝・夕が最も多いと言われるが、私はサンピラーを一度しか見た事がない。
 備考:この周辺の山域は地味なる山であるも、朱屋朗山ルート確認及びピヤシリ山途中の山小屋2軒「サンピラー観測の為に地元有志により整理・整頓され通年維持」が拠点となる。
 山小屋のストーブを囲み語らいながら、ピヤシリ山経由で高低差の少ない983高地/沼岳まで足を延ばすのも趣があると山容
を眺める。



登り なよろ温泉サンピラー
2時間10分
山  頂

1 山頂部
 同上
 山頂からピヤシリ山
 山頂北側から.983m
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