摩周湖畔歩きから岩峰
     
2001.9.23/単独
             カムイヌプリ側コース

摩周湖第1展望台〜西別岳分岐〜西別岳〜西別岳分岐〜摩周岳(カムイヌプリ)


 摩周岳は、道東一角の摩周湖に爆裂火口を抱えてその容姿を映し、年間を通じて神秘の摩周湖越しに沢山の観光客に眺められるポピュラーな山である。
 藻琴山を下山し、右手に茶色の活火山「硫黄山」と左手に摩周湖を眺めると摩周第1展望台が登山口であり、観光客に混じり登山道に入ると良く踏まれた道は静寂の世界!!
 登山道は、摩周湖畔沿いの緩やかな起伏に7Km強も続き、笹と木々の間隙から摩周岳と摩周湖が刻々と変化し秋の陽差しが心地良い。
 摩周岳が木々に遮られる頃、右手に西別岳のたおやかな容姿を見ると立ち枯れ状態の木々が散立する。
 登山道は、おおらかな笹のピークが連続し、青空の下に心も晴れやかで紅葉色を感じつつ、頭上を覆う登山道を抜けると明るい広場は分岐点で、西別岳へと幅広く刈り払われた登山道が平坦から傾斜を増して尾根へと一気に高度を上げ、肩部から振り返ると摩周岳の火口壁が迫力ある景観を見せる。
 稜線肩部を左に方向変換して正面に西別岳頂上を間近に見ると、背丈の低いツツジが群生し、頂上直下の短い急登を登り詰めると草地台地西別岳頂上である。
 釧路平野の地平線・摩周岳・斜里岳そして西別岳の派生する山並みに快適な稜線歩きが楽しめそうな景観に良き低山である。
 分岐点へと戻り、摩周岳への登山道が頂上へと近くなると一気に高度を増すが、短時間で狭い岩場の摩周岳頂上に立つことができる。  
 摩周岳頂上は、火口壁面の断崖が続き摩周湖、斜里岳、雄・雌阿寒岳・知床連山等又早朝に登った藻琴山の平坦地形の山並みが秋空に広がり、過去に展望台から眺めたのとは反対方向からの景観に秋の山を楽しみ、登山道を散歩状態で登山口に到着するも長い道程であったと摩周湖周辺の良さを実感した山行であった
@ 摩周湖畔道沿いから摩周岳
A 分岐点付近から摩周岳
B 摩周岳頂上から展望
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