湖と阿寒雄山への展望
    
2002.12.15/単独

「阿寒湖畔スキー場〜リフト終点〜林道〜白湯山(950m)〜836m〜スキー場」


 白湯山は、阿寒湖畔に聳え標高950mを言うが、ボッケと呼ばれる地熱の噴気活動地帯を展望台として地元の会が10年前に探勝路を設置した事により、通年賑わいを見せてドーム形の山頂(標高788メートル)を白湯山として登られているが、冬季もあり本来の白湯山頂上(950m)を計画する。
 今年の我が街、道北の雪到来は早くて、張り切ってクロスカントリーを楽しむも山恋しと天候良好な道東へと向かうと、まるで冬から逆戻りの晩秋景観の道東に北海道の大きさを実感しつつ、阿寒湖畔の国道沿いスキー場標識から1Km程で人工降雪機が灯りに浮かぶ阿寒湖畔スキー場に深夜到着して車中泊。
  翌朝、寒さ(今朝は道東が一番の低温)に震えながら目覚め、人気のないスキー場の右側斜面をスキーシールを装着して汗をかき、振り返ると鉛色の阿寒湖越しに雄阿寒岳が雪をいだき端正な山容を見せる心和む静けさである。
 本日スキー場オープンなのか整備された3回程の短い急斜面直登の時間帯にリフト終点(785m)で、上方に鬱蒼とした950mピークが冬景色に広がり、施設設備の標識を左手に緩やかな林道雪面には鹿の足跡が幾筋も横断する。
 950mPのルートへと高度を上げると序々に積雪量も増して、樹林帯にスキーを取られながら背中のスノーシューではこの斜面は登れないと斜度が増すと汗が噴き出る。
 リフト終点から1時間程で広い台地尾根の北西に開豁展望が開けた白湯山(950m)であり、頂上部はと平坦地形を歩くと正面にフレベツ岳が尖って頂上まで樹林に覆われている。
 遅い朝食時間、音のない雪空間は静寂そのもので久しい山行気分を味わい、836高地と林道散策の遊び心に時間が流れてスキー場に出ると私専用のスキー場かと勘違いしつつ一気に滑り降りる。

@ リフト終点付近から阿寒湖・雄阿寒岳
A 白湯山(950m)頂上部からフレベツ岳

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