ゆったりとした山
沼岳は、我が街「名寄市」北東に位置するピヤシリ山より、更に北にあり標高900mにあと1mたりない山である。
登山口へと国道40号線にて美深町の南方から「仁宇布」へと向かい、豊富な積雪量に圧倒されつつ17Km程行くと、右手に高く排雪された雪壁により標識は見えないが、注意深く見上げると林が切れており「沼岳林道」の標識がある。
林道口は、排雪の為に高くて取り付けず、道路沿いに足掛かりを探すと、高広川沿いの高低差のない林道歩きが続く。
標高370mの林道分岐に「123〜128号
経営林道」の標識を過ぎ、小さな橋を2度渡ると雪が締まっていなく、踏み込むと更に抜かり時間ばかりが経過する。
道北でも、この地域は積雪量が多い事で知られて、林道も右手の雪面傾斜と一体化して木々の間隙が林道と確認する景観である。
地図上では林道が標高540m付近で途絶しているが、更に東斜面へと続いているようであるが、沢筋にしばらく直進してから北尾根に取り付く。
疎林の尾根筋に上がると、風雪が強く標示テープを吊り下げながら、緩やかに高度を上げる。
広尾根にコンパスで方向標定を繰り返すと高所の厳しさを漂わせる樹氷景観が広がる。
高低差のない広い台地尾根に出ると程なく頂上部であるが、山頂を確認できる人工物は無くGPSで三角点付近を確認して山頂到達と勝手に決める。
疎林の山頂からは、吹雪状態で視界もなく残念と早々に下山するも、山スキーのダイナミックさを味わう急斜面はなく、ゆったりと高度を下げながらの山である。
この山へのルートは、他にピヤシリ山直下の山小屋を拠点に.968を経て東尾根を辿るルートも考えられる。
沼岳林道口 | ||
登り | 3時間05分 | 下り 2時間30分 |
.560尾根取り付き | ||
1時間30分 | ||
山 頂 |
1 登山口(沼岳林道)
2 尾根取り付き点
3 山頂部
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