十勝平野を一望する山
 
    2004.03.07/GP

   
.291(西伏美橋の南東)〜北東尾根〜山頂〜北尾根〜林道(往復)


 帯広岳は、文字通り帯広市の西側あり、十勝幌尻岳手前に位置する1000級の山であり、地図上では東側に登山道も掲載され、北側にもある気配との事であるも廃道若しくは無い模様であり、細部は不明である。
 登山口へと芽室町から上美生に向かうと十勝幌尻岳を正面に眺め帯広岳を標定しつつ、美生川沿いの除雪道路を行くと程なく西伏美橋の南東にある酪農家付近を登山口と決め、御主人に駐車を願い出る。
 谷筋へと牧草地雪原を横切り林道に出ると比較的新しいトレースを発見、採泥地!!を過ぎると樹林帯の始まりで、トレースは407東側に向かうが地図には林道は未掲載であり、私は直線的に407への広い尾根に入り西側の谷筋沿いを辿り、緩やかに高度を上げるが松林の密度は中程度である。
 標高470m付近にて明るい開豁地に林道を発見するとトレースと合流し、帯広岳への尾根筋の景観を詳細に眺められる。
 林道は上方へと続くようであるが.508から北東尾根に入るとふんわりとした積雪が多く本格的なラッセルの開始であり、再びトレースと分かれる。
 勾配が増した低松林を縫うように短時間に高度上げが続き、疎林斜面から振り返ると「剣岳」等が広がる。
 静寂雪面の景観は、無風状態でゆったりとした気分を味わう時間が流れ、同行者のNaさんも気分快調で足並みも順調である。
 標示テープが点在して登られていると山と実感しつつ、山頂部直下でNaさんに頂上を譲ると展望が制限される山頂である。
 山頂部は、樹林に囲まれ立派な山頂標識があり、○○山岳会の名前もあり、登山道の整備を努力すれば、眼下に広大なる十勝平野も広がり良き山だと実感しつつ残念である。
 下山経路は、北尾根ルートを選定し、西尾根の小ピークを切り北尾根分岐の尾根地形は明確ではなく、スキーシールを
外して北尾根の滑降タイムである。
 再び.508に降り、トレース跡を確認しようと林道を下ると採泥地で合流、こちらの方を利用すれば快適と知る。
 登山口から終始仰ぐ山容は比較的近距離に感じるも、結果的にはそれなりの時間を要したが、快晴の無風天候下、3年越しに憧れた山頂を踏む事ができたと感謝し、震嵐山荘の風呂(260円)に浸る。
備考
同行者Naさんコメント「最高の天気に気分も最高・・・でも日焼けが怖い・・」
参照:「一人歩きの北海道百名山」帯広岳山行記

登山口(酪農家)
登り 4時間50分 1時間55分 下り
帯広岳山頂

1 道路から山容全景
2 採泥地付近から山容
3 508から山容
4 山頂部

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