隠れたる静峰
長留内岳(おさるないだけ)は、道北の幌加内町と深川との境界に聳える奥深い山であり、700級と思えぬ堂々たる山容である。
登山口を幌加内町西側の「ほろたちスキー場」とし、スキー場南西側に設けられたクロスカントリーコース沿いに土取場から林道を辿る。
林道は標高230m付近の小建物まで最近除雪されたものと思え、車は進入できるが駐車は迷惑と思える。
この小建物正面からは、広がりのある雪原越し右手に「長留内岳」を遠望でき、緩やかに林道を下り、長留内川を渡ると雪原に入る。
標高260mからは、勾配が変化する傾斜変換点で、濃密度の松林を迂回すると疎林が続く顕著な尾根歩きに変わる。
標高560m付近からは、右手に616Pと長留内岳が樹林の間隙から遠望され、一定勾配が続いた斜面も標高470mから平坦尾根に変化し静寂が心地良い。
境界尾根に上がると広尾根になり、滑降には絶好の616Pの急斜面を上がると「長留内岳」が丸みを見せるが遠い。
地図を眺めてルートを再検討すると、もう一本北側の尾根を利用し413を経由して直接この616Pを辿った方がBESTと尾根筋を眺める。
ゆったりとした尾根歩きが続くと展望を遮るもののない小広い山頂部で、東側の672の山容がどっしりと魅力あり、北方には「三頭山」が観る角度では鋭峰であると改めて山容を眺める。
下山は、南東尾根を一気に下降するも下部地形は、沢筋が多少複雑に入り組んでいると雪原に出る。
登山口(ほろたちスキー場) | ||
登り 4時間 |
50分 | 下り 1時間15分 |
小建物(林道除雪終点) | ||
3時間10分 | ||
頂 上 |