然別湖畔の奥深き山々
   2004.03.22〜23〜/単独 
  
 
然別湖畔温泉〜山田温泉〜町道然別狭峰越線〜北ペトウトル山〜北峰〜石山〜遠望山


 北ペトウトル山・遠望山・石山は、然別湖北西に位置して、北ペトウトル山は双耳峰であり、北にある北峰が本峰(三角点)より21m標高が高く、又北ペトウトル山北東の「遠望山」は、1421mと北峰と同一標高であり妙味がある。
 この周辺の山域は、先日に然別湖横断でのナイタイ山登頂時にNaさんに勧められいた山々だと確認し3山縦走を計画する。
 1日目:登山口(テント泊)となる山田温泉への然別湖畔温泉からの湖畔道路は除雪されているがゲート封鎖中であり、開通日は4月23日とある。
 山田温泉まで6Km、凍結した湖面越しに白雲山・天
望山を眺めつつ、MTB(自転車)が便利だったと背中のスキーが余計重く感じつつ、屈曲した道路をトボトボ歩き、鹿が多い山田温泉近傍でテントを張る。
 冷え込んだ夜空に満点の星と鹿の鳴き声…そして森の番人「フクロウ」の鳴き声が一晩中、暗闇の森に響く。
2日目:0510 山田温泉から「町道然別狭峰越線」標識に北ペトウトル山東側に回り込み地図上と一致する道路終点のC900から東尾根に取り付く。
 等斉勾配の尾根筋は、意外に中密度の疎林が終始続き、広尾根から明確な尾根に変わるとC1110付近からは然別湖が眼下に望まれる。
 ピークを幾つか越え、東方の遠望山・石山越しにウペペサンケ山を望むと程なく北ペトウトル山頂上で、正面凹地尾根越しに「北峰」が聳える。
 北峰へとハイマツ帯を抜け、60m程高度を落としたコルから急斜面にかかるとツボ足「2日前の(地図がガイトの山歩きさんチーム」が雪面に続いている。
 私は、スキーアイゼンを装着しトラバースにて高度を上げると狭い山頂部である。
 頂きからは、大雪・十勝・日高連峰が一望される雄大なる景観であり、間近には南ペトウトル山・ウペペサンケ山そして次なる目標の遠望山等が広がる。
 石山・遠望山へと北峰の北東尾根から400m高度を下げ、林道から登り返しの始まりで多少気落ち気味である。
 再び、標高差400mの登り斜面半分は、開豁した明るい斜面が続き、爽快気分で樹木がない尾根に上がると、石山へのハイ松斜面に高度を落とし、コルから
セッピに気配りする急登の末、本日で最も標高が高い「石山」山頂である。
 間近に見えるウペペサンケ山と糠平湖を振り返りながら、遠望山へと凹凸を繰り返すと北側のみ開豁斜面を見せる台地尾根の感の「遠望山」である。
 3山登頂達成であり、感慨深く辿ったルートを追いつつ、下山ルートを思慮し
たが遠望山の南尾根を選定する。
 平坦続きの頂上尾根の直下は、細尾根であり濃密な松林の急斜面が続き驚きながら、横滑りを繰り返して、やっとの事でコルに降り立つ。。
 1315P以降は、緩斜面に中密度の樹林が続き、C950で林道を横切ると程なく「町道然別狭峰越線」に出て、山田温泉のテント等を回収し然別湖畔温泉へと…山行を終える。

 

1日目

然別湖畔温泉(1時間40分)山田温泉

8時間25分

2日目

山田温泉(2時間)北ペトウトル山(45分)北峰(2時間35分)
石山(40分)遠望山(40分)山田温泉(1時間45分)

北峰から北ペトウトル山
北ペトウトル山から北峰
北峰から遠望山/石山
石山から北ペトウトル山/南ペトウトル山

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