ポロシリ山 重圧感の台地山容
2004.05.05/複数
林道(132北側600m)〜南東尾根〜山頂
ポロシリ山は、道北の留萌市東方に位置し、山名の由来は「大きな山」であり、一等三角点が設置されている。
この山に興味を抱いたのは、東側山麓のポロシリ湖から眺めた、どっしりとした台形形状の山容に惹かれて今回計画する。
登山口へと、国道233号線にて留萌川を渡ると「幌糠地区」、小平方面へと道道550号線に入る。
「樽真布」標識に山間部を行くと舗装道路の幅員が車両1台分となり「樽真布防災ダム」の建物を通過、タルマップ川沿い林道の132北側の林道空地を登山口とする。
3週間前の道路偵察では「樽真布防災ダム」建物より奥は残雪多き林道であったが、この時期、山肌にも雪を見る事はなく藪漕ぎを予感する程の景観変化である。
尾根取り付きまでの4Km弱の林道歩きを省けたと132北側600mの登山口から、壊れかけたゲートを抜け、300m位歩くと沢地沿いに林道広場となり、正面にはポロシリ山がどっしりと重圧感を見せる。
ルートは、ポロシリ山南西尾根に至る572経由と一本東寄りの尾根の2本が考えられるが、沢筋と尾根取り付き付近の山肌状況から沢右岸の後者ルートを選定する。
雪解け水が活気ある沢筋を雪面を拾いながら辿ると、程なく作業道次いで登山道らしき道が出現して標示テープもあり驚く。
尾根筋は笹藪であり、高度を上げると雪斜面に変わりルート選択は自由と予想しつつ、沢右岸沿いに続く登山道らしき道に高度を上げる。
C400付近からは雪斜面となり、登山道らしき道も消え、広い斜面に変わると正面に標高差130m程の急斜面が高い。
急斜面直下には、雪崩れた大きな雪魂のテーブルが休憩に最適と!!…雪面を繋ぎながら急登をトラバースするとロープも張ってあり…やはり登山道かと半信半疑で越え、勾配が弱まった明瞭な尾根に上がると展望が一気に広がる。
C720からは、高低差のない広い台地景観が広がり「反射板の鉄塔」を見て、ゆったり気分で山頂部に到着する。
一等三角点がある頂き箇所をGPSで探すと「反射板の鉄塔」付近である。
青空下の山頂からは、霧立峠から鷹栖まで連なる山々、特に坊主山が魅力ある山容を見せ、大雪山・増毛山地等も眺望され、眼下にはポロシリ湖・樽真布防災ダム等が広がる。
登山口(132北側600m) 登り 5分 取り付き 2時間20分 山 頂 1 林道から沢筋/ポロシリ山
2 C450付近からC620
3 C680付近から南西尾根への尾根
4 山頂部
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