野花南岳 山名の響きが魅力
2004.06.13/複数
近藤沢川林道〜C460〜南西沢〜山頂【往復】
野花南岳【のかなんだけ】は、芦別市南方に位置する900m級の山であり、この周辺山域の最高峰と山名に惹かれての山行記録である。
この山に登山道は無く、沢ルートに関する情報は得られなく地図を眺め南西の沢から計画する。
登山口へと芦別市から国道452号線で桂沢湖方面へと南下して152号線へ左折、「十六夜橋」から近藤沢川沿いの林道を行くと2.5Km程で落石地点となり、車両ならばここまで進入できる。…林道入口にはゲートがあります。
C420の林道落石地点を抜け、野花南岳西尾根の734南側のC460からの沢筋は鬱蒼とした景観であり、引き続く林道を離れ沢へと降り立つ。
沢筋は狭く水量は薄い、左岸沿いにC500付近まで作業道跡が微かに続き、鬱蒼たる植生に足元を確認しつつ、緩やかに高度を上げる。
C500付近から沢を辿るとC620二股を右股へと次いでC690二股を左股へ…程なく水流が切れて急勾配となる。
C780で狭い作業道跡を横断すると藪が濃くなり、蛇行のルート探索により高度を上げるとC830で再び狭い作業道跡の上部は更に藪が濃い。
南尾根コルに至る凹地方向へと作業道跡を辿りながら、藪斜面の取り付きを探し諦め気分で藪斜面に取り付く。
急登斜面の上部が明るくなり、南尾根から西尾根の台端部に上がるが、平坦尾根には背丈を遙かに超える濃密なネマガリダケが引き続く。
山頂部をGPSで探すが、特徴のない地形に三角点は見当たらない…視界も全く得られず山頂を示す人工物も見当たらない…今一つ山頂達成感がなく残念。
林道から終始藪を漕ぐ時間が続き、身体が寒さで震える…早速下山と往路を引き返し、林道に出ると久しぶりに明るさを感じる。
このルートは、滝もなく美沢でもなく、頂きを目的とするならば、積雪期が良いと思える。
今後とも登られる事は極めて稀と実感しつつ、林道を辿り山行を終える。
同行者Naさんコメント「野花南岳・・このピークを踏む人ってどれ位いるんだろう・・・ね」
沢口 C460 登り
3時間10分1時間40分 下り
2時間10分C690二股 1時間30分 山 頂 1 C460沢の入口【レンズフィルター半開きで失敗です】
2 沢筋【Naさん】
3 沢筋【筆者】
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