ニセイ山 奥深き奥深き静峰かな
2004.07.18/複数
ニペソツ林道【C725】〜ニペソツ川〜C825右股〜西尾根〜ニペソツ林道【C725】
ニセイ山は、東大雪山系の石狩岳・ニペソツ山等の主稜線から西側に外れた1100m級の山であるが登山対象とするのは稀と思える。
当初、この3連休をクワウンナイ川遡行を計画したが、天候悪化予報に中止をして、突然であるがHP「地図がガイドの山歩き」チームに同行を依頼しての登頂であった。
十勝清水町で「地図がガイドの山歩き」のSa氏/Hi女史と合流後、トムラウシ温泉方面へと北上する。
富村牛地区の集落からニペソツ林道(標識)に入り、ニペソツ川沿いの林道を15Km程走るとHa夫妻の車が暗夜に浮かび入渓地点近傍(C725)である。
翌早朝、雨が上がっている…寝袋の乾いた部分を探しながら背中を丸め、一夜を明かしたテント内は水浸しである。
6人パーティ「Ha夫妻とは春山のポンネアンチシ山の登山口、Sa氏・Hi女史とは雲霧山の残雪期以来、Naさん」は、林道屈曲部からニペソツ川へと降り立つ。
明るい沢筋の水流は比較的穏やかであり、渡渉を繰り返しながら緩やかに高度を上げると共に天候も回復傾向である。
短いゴルジュのへつり次いでC800ゴルジュ左岸を高巻くと程なくC825二股であり、入渓地点から左岸枝沢は2本であり滝は出現しなかった。
C825二股を右股に入り、沢筋の勾配が増すと短時間に高度が上がり、C900左岸枝沢を過ぎ次いでC960二股を左股に入ると程なく枯沢となる。
凹地地形も浅くなりC1040では扇状斜面が広がり、藪は薄く快適気分で鹿道を辿りC1110尾根に上がると東大雪の奥深き山並みが広がり、頂上まで標高差70m程である。。
多少濃くなった藪尾根をSa氏を先頭に漕ぐ…先行するHa夫人が頂上との声が響く…尾根を上がりきった地点が顕著なピークで、非常に狭い地積には三角点がある。
山頂からの展望は樹木により制限を受けるが、丸山次いでニペソツ山が木々の間隙から遠望され、貴重なる頂きを味わう。
下山経路は、Sa氏の提案で西尾根を下降と決定…顕著な尾根筋の藪は薄く、C1030とC900で作業道跡を交えながらC745のニペソツ川に降り立つと程なく入渓地点である。
このルートは、沢筋の難箇所もなく山頂直下の藪も薄く、時間的にも手頃であり、奥深き山を味わう事ができ、同行させていただいたHa夫妻・Sa氏・Hi女史に感謝をする。
下山後、いつもお世話になっている久野女史に氷入り「ソーメン」を川原で御馳走になり、次の目的地である南日高「ピロロ岳登山口」の集合地点へと南下する。
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同行者:Sa氏・Hi女史/Ha氏夫妻/Naさん
入渓点「C725」 登り
2時間30分1時間 1時間20分 下り
2時間C825二股 1049P 1時間30分 40分 山 頂