別狩岳    同一山域に同名の山
          
2004.08.22/複数

峰越林道【C200】〜西の沢〜山頂【往復】 


 別狩岳は、同一山域に同一山名が2山あるが、こちらは標高600m級の山であり、この山を目指すなら積雪期が通常であると思いつつ計画する。
 ルートは、東西各々の沢を辿れるが、私は西側の沢筋より計画するも、この山に関する情報は積雪期以外は皆無である。
 登山口へと厚田村から厚田川沿いの舗装道路を11Km程走り、最終人家(バス停留所)先の「峰越林道」に入ると程なくゲートがある。
 地図上では、出戸股川沿いの峰越林道は、C170渡渉点で終点であるが更に北側に延びている。
 林道C200付近から沢筋へと向かったが、C170渡渉点から直接入渓した方が良いようである。
 二股からの谷間の狭い沢筋は背丈の高い植生が覆い、昨日の「濃昼岳」同様の鬱蒼たる景観に濡れネズミ状態となり先が思いやられる。
 緩やかな勾配が続き、C435二股を右股に入り、振り返ると日本海が広がる。
 C520で枯沢となり、手掛かりが薄い急登斜面を這い上がると強烈なネマガリダケ次いでブドウの蔓に行く手を阻まれ苦戦である。
 尾根反対側の東斜面の植生を期待をして奮闘…C580の尾根に出ると東斜面は急勾配であるが、沢筋からスッキリとした斜面がひろがる。
 東斜面寄りの尾根筋は、中密度の藪であるが、登山道にも感じられる。…ありがたいと思うも山頂直下は再び太く頑丈なネマガリダケである。
 程なく三角点の周囲が刈り払われた山頂であり、微妙な高さの植生に展望が遮られる。
 三角点傍の樹木に同行者のNaさんに支点確保を依頼、ザイルを利用して木に登ると青山湖越しにピンネシリ及び円錐峰方向又昨日登頂した濃昼岳を標定するが定かではない。
 下山ルートは、這い上がった尾根より更に東側尾根を辿り高度を下げるが、C560付近の尾根筋はブドウの蔓等が密集する藪尾根であり、沢筋へと方向変換して直線的に高度を下げる

  この沢ルートは、滝もない平凡な沢歩きから、次いで藪漕きからの山頂であったと、再びの林道に出て思い返しつつ山行を終える。
同行者Naさんコメント「思ったとおり、頂上は背の高い笹でした。三角点の回りの笹が刈り払われていたのが、せめてもの救いかな〜」

峰越林道【C200】
登り 3時間 2時間15分 下り
山  頂

1 沢筋【C410】  
2  尾根上【これでも快適歩き】
3  山頂の樹上から青山湖とピンネシリ
4  山頂の樹上から円錐峰方面
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