上忠別山   天人峡入口の静峰
         
2004.10.02/複数

北西沢〜山頂 


 上忠別山は、大雪山系の主脈群から10Km程西方に外れた1100m級の山であり、観光名所として名高い天人峡の入口に位置する。
 登山口は、天人峡温泉入口の新道「羽衣トンネル」西側口手前の北西沢である。
  朝、小雨が降り止んだ10時45分に入渓、沢入口の砂防堤を超えると水流が細い比較的明るい沢筋が続く。
 緩やかな勾配が一定に続くと、本流の沢筋景観に勘違いをしてC725二俣を直進【地図で確認するのを怠る】してC735の小滝を上がった時点で間違いと気付く。
 同行者のKo玉氏と地図と周囲の斜面を眺め、藪密度が薄い斜面を横切り、当初の計画ルートへと沢を離れる。
 雰囲気が心地良い景観が続く中、斜面を切りながら緩やかに高度を上げるとC900で突然と旧作業道が出現!!
 感謝と短い旧林道歩きに北西沢に戻ると、勾配が増す浅い凹地筋は、灌木に下草が薄く、2度程旧作業道を横断して、尾根直下の笹藪を漕ぐと南尾根に上がる。
 広尾根には背丈位の笹藪が続き、雨に濡れた笹に濡れながら、広尾根の高みへ目指すと藪斜面が消え程なく尾根末端の山頂に着く。
 頂きには三角点があり、下方からはクワウンナイ川の迫力ある濁音が切れ落ちた斜面から響き、展望は東側のみ得られ、好天ならば北大雪の代表的な山が眺望されるだろう…残念!! 
 濡れた体に寒さを覚えた頃、下山を開始、尾根部の北側寄りに藪の薄いルートを拾うと北西沢に再び合流して、沢筋を辿り一山を終える。
 このルートは、滝もない平凡な沢筋であるが、下山ルートを辿れば藪を漕ぐことなく頂きに至れて、制限は受けるが展望が楽しみな山頂に短時間に立つ事ができる。
同行者/Ko玉氏

登り/2時間05分 下り/1時間30分

1  沢入口
2  沢筋
3  山頂部 
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