美唄山 美唄側の登山道
2004.10.24/複数
下股沢二俣〜林道〜〜日本庭園〜南東稜〜山頂(往復)
美唄山は、美唄市北東に位置し、一等三角点が設置されている1000m弱の山である。
登山道は、北側からの奈井江コースが一般的に知られているが、今回反対側の南側から沢ルートを計画したが、美唄コースの登山道がある事を知り、偶然に歩いた記録です。
前夜、雨降る中「地図がガイドの山歩き」チーム・I氏と美唄市で合流、美唄川沿いに旧三菱炭坑跡・ダム・びばい湖を過ぎると砂利道に変わり、山間部に入ると程なく美唄林道標識にゲート【解放】がある。
美唄川と下二股沢の林道分岐に「美唄山まで4.4Km」の標識を見る。…登山道の存在を半信半疑で「美唄山まで2.8Km」標識があるC470下股沢出会の手前小広場に到着する。
翌早朝、二股出会から続く登山道(林道)を806西側の山腹を切るように巻くと、周囲の景観は今年最初の強烈な寒気団による「雪」で初冬の雰囲気である。
二股より当初勾配が強かったが、林道終点付近のC650までは緩やかな等高線が続く。
C650から林道は、尾根筋へと少し先まで続くが途切れ、806北側尾根への薄い踏み跡へと標示テープがあり、北側尾根の東斜面に入る。
笹の雪を先頭者が払いながら、急斜面をトラバースすると地元関係者の尽力であろう「補助ロープ」も点在する。
806北側尾根に上がると国道12号線と平野越しに「ピンネシリ」が初冬に染まり、美唄山西尾根と南尾根の合流点に頂きが白き樹氷に覆われている。
短距離の細尾根を通過すると「日本庭園/山頂まで1Km」、美唄山南尾根への方向変換地点であり、コルへと高度を下げて再び笹の廊下を登り返す。
尾根筋ピークに上がった少広場からは、崩壊地の東斜面と端正な山容を正面に眺める尾根歩きに程なく山頂である。
山頂部には、設置100年以上の歴史がある一等三角点があり、石狩川の流れに奈井江市街地又ピンネシリ等の連山、暑寒別等の山々が初冬の山容を見せる。
下山は、笹に雪がなければ、当初計画した沢筋への下降も考えられるが、素直に登山道を引き返す。
C650で再び林道に出る…このまま林道を歩くのはと!!…「地図がガイドの山歩き」さんと沢筋へのルートを検討する。
沢筋は、滝が2箇所出現する…意外なる光景を楽しみ、辿りやすい沢歩きから下股沢出会に林道を見ると山行も終わりである。
初雪の時期、沢筋からの藪漕ぎを覚悟したが予想外の登山道が出現、この時期はありがたいと感謝する。
備考:美唄ルートは、美唄山岳会・市民ボランティア・行政機関が協力して、短期間に登山道が開通されたと知る。
この「美唄コース」は日本庭園の花、尾根歩き、比較的変化に富んだ登り返し次いで山頂を眺めながらの稜線歩きを楽しめるコースである。
○同行者「地図がガイドの山歩き」Sa氏・Hi女史とI氏
○「地図がガイドの山歩き」の山行記録へ
下股沢出会 登り
2時間05分30分 下り
1時間45分林道終点 45分 日本庭園 50分 山 頂 1 806北側尾根への登山道【Hi女史】
2 日本庭園から山頂部
3 南東稜から山頂
4 C560滝【下山時】
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