銀嶺山   日高町山麓の里山
        
2004.11.14/複数

国道273号線【駐車場】〜作業道〜東斜面〜山頂(往復) 


 銀嶺山【ぎんれいざん】は、日高町東側に位置して、山容を間近に眺める標高700m級の里山である。
 山名は、「銀への頂き」と高貴な香り、興味がそそがれる山でもあり、何故か新田次郎著「銀嶺の人」を思い描く。
 この時期、山の選定が難しく「地図がガイドの山歩き」さんの山行計画に便乗する。
 日高町(セイコーマート)での車中泊に目覚めると銀嶺山は、薄く雪化粧に染まり、冷え込みが厳しい。
 登山口へと日高町から国道273号線に入り、「舟水橋」を渡ると程なく「日高ドライブイン」国道反対側に駐車場があり、実質の登山口となる。
 「地図がガイドの山歩き」さんチームと共に正面に山容を仰ぎながら、薄く積もった雪の作業道を歩くと山腹には網羅された作業道が走る。
 鹿道を辿り、作業道を横断しつつ、斜面を直線的に登ると砂利道の林道が出現、比較的薄い藪から東南尾根に取り付く。
 C480の緩やかな笹尾根以降は、山頂まで勾配が強く、高度を上げる程に笹の積雪が多くなる。
 この時期は、藪に積もった雪払いが最大のネックであり、「地図がガイドの山歩き」SA氏の足元はスブ濡れ状態である。
 薄い藪尾根筋から振り返ると、国道が交差する交通の要点「日高町」市街地が鉛色の景観の中、眼下に広がる。
 最後の作業道を横断して山頂を実感する尾根斜面には、
中密度の笹藪に降雪も増し、つゆ払いを交代すると小広い頂きであり、GPSで三角点を探す間もなく、HI女史が雪を被った標石を発見する。
 意外と時間を要した頂きは、腰丈程の笹に周囲が疎林に囲まれているが明るく、展望は比較的得られると思いつつ…残念ながら山頂部付近のみが濃霧に包まれている。
 下山は、雪が払われた熊笹の緑の筋が、周囲の白色景観に延びて迷う事がなく、唯一の利点と高度を下げると山麓の雪は消えている。
●同行者「地図がガイドの山歩き」チームのSA
氏・I女史NAさん
「地図がガイドの山歩き」の山行記へ

駐 車 場
登り 2時間05分 1時間15分 下り
山   頂

1 国道口から山容 
2 C480から山頂部 
 尾根筋から日高町市街地 
4 山頂部【寒さの中の微笑】
HOME