米飯山長い雪道林道から頂き
        
2004.11.28/複数

ペーパンダム【21世紀の森温泉】〜.455〜.580〜山頂(往復) 


 米飯山【べいはんやま】は、上川の愛山渓温泉西側に位置する900m級の山であり、林道は発達しているが登山道はありません。
 登山口へと米飯川沿いにペーパンダム【かんがい用水の確保】に向かうと、旭川市が市民の憩いの場所として設置した「21世紀の森」一角に温泉がある。
 ルートは、米飯山の山腹に網羅された作業道を利用して、山頂を目指そうとの計画であり、「地図がガイドの山
歩き」チームとO氏/旭川と共に出発である。
 登山口となった温泉からの林道は、一晩で降り積もった雪で真冬の景観であり、皆さんはスキー装備、私一人が輪カン装備である。
 米飯川左岸沿い林道を20cm程の降雪を踏み、幾つ
かの砂防堤を見るとC455「音の沢」との林道分岐である。
 引き続き林道を沢筋沿いに直進するが、積雪量が更に増して、輪カンはスキーの速度とは比較にならないと実感する。
 C510林道分岐を左折、緩やかに高度を上げ沢筋を眼下に望むと、倒木等で荒れた作業道が山腹を捲くように続く。
 C550砂防堤の沢筋を横断してC580へと迂回すると倒木に阻まれ、スキー組は外す場面もある。
 荒れた天候下、ラッセルに感謝しながら2本のトレース跡を黙々と歩くが、アッという間にスキー組
が見えなくなり、速度の違いが精神的に辛い。
  C730ヘアピン手前からは、作業道を離れて斜
面へと「地図がガイドの山歩き」チームとO氏が取り付き、私は最後尾で引き続きラッセル跡を辿る。
 笹藪が顔を出している緩斜面にズボッと抜かりながら高度を上げると、Naさんがスキーから「輪カン」に履き替える事となり、私には「天の声」でありスキーを借りる。
 スキーは実に快適!!装備の重要性を痛烈に実感した瞬間であり、今後の教訓となったが、Naさんは、輪カンの方が足の調子が良いというが…いずれ
にしても感謝である。
 山頂が近づき作業道を横断すると、程なくこんもり
した丘の感のピークを詰めると狭い山頂部である。
 頂きは、藪状況で夏時期は展望が得られなく、積雪
時期は東側に展望が開けるが、今回は荒模様の天候下である。
 今回の山行は、装備の準備不足にてGPとしてのラッセル義務を果たす事もなく、皆さんのトレースを辿るも終始遅れ又弱気になった場面もあったが、皆さんの配慮にて頂きを踏む事ができた忘
れがたい一山でした…感謝ですね。
 備考:登山口となった21世紀の森温泉は無料【多少お湯がぬるいですが】でした。
 同行者「地図がガイドの山歩き」Sa氏/Hi女史NaさんとO氏 
 「地図がガイドの山歩き」の山行記へ…工事中

1  登山口の21世紀の森温泉【O氏提供】
2  著者【地図がガイドの山歩きさん提供】 
3  林道【O氏提供】
4  沢筋にて【O氏提供】 
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