砥割山   同読みの道北一山
        
2004.12.25/複数

道道101号線(下川愛別線)〜林道〜廃坑跡〜南西尾根〜山頂(往復) 


    砥割山は、800m弱の道北の一山であり、朝日町と下川町の境界に位置し、無論登山道はなく積雪期がBESTと思われます。
 この山の存在を知ったのは、今回同行となったSu御夫妻/札幌のお誘いによるものである。
 余談となるが、この「砥割山」2Km程南方の稜線上にも「登和里山」と読みが同じの妙味ある山があり、後者の「登和里山」には3等三角点が設置されている。
 登山口へと岩尾内湖西方の道道101号線「下川愛別線」から、下川町に向かい山間部に入ると程なく、412高点を捲くように林道が雪面に延びている。
 ルート案としては、砥割山東側つまり岩尾内湖側を辿れば、等高線は緩いがアプローチが長く、今回は西側の道道から急峻な斜面を切り、短時間にて山頂に至れるルートを選択する。
 Su御夫妻と緩やかな林道をラッセルすると、正面に砥割山南尾根の792が疎林斜面を見せ、次いでC440から林道を離れて南西尾根を目指すと廃抗が2つ見える。
 先週は、近傍の下川鉱業所跡から班毛山に登頂したが、その当時の採掘箇所と思われるが定かでない。
 廃坑の後方には、南西尾根から派生する急峻なるピークが聳え、躊躇する場面もあったが尾根筋に取り付く。
 比較的密度の濃い樹木の間隙を抜けながら、トラバースを繰り返し、効果的に高度を上げると広斜面から明確な尾根筋に変わる。
 今年の台風は北海道にも甚大な被害をもたらしたが、この影響もこのような尾根筋にも倒木となって見られるが、この山は比較的少なく助かる。
 C670を過ぎると急峻なる勾配も終えて、緩やかな広めの尾根歩きに変わると双耳峰的西ピークであり、明るいコル部正面の開豁斜面越しに山頂部が見える。
 滑降に適した斜面とSu夫人が言われるように、美味しそうな雪面をSu御夫妻がラッセルすると狭い山頂部に到着である。
 当初の計画では、南方の「登和里山」縦走も視野に入れたが、Su御夫妻の体力・時間的にも問題ないが、天候が不安定であり下山とする。
 山頂部からは、各人が滑降を味わうが、問題は樹木の覆い尾根筋に高度を下げるのが難点であり、慎重に時間を費やし、林道に出て再び廃坑を見ると山行も終わりである。

登山口(道道)
登り
2時間20分
35分 下り
1時間50分
林道(C440)
1時間45分
山 頂

1 廃坑跡(C440) 
2 山頂にてSu御夫妻 
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