滝沢山 道北の静峰
2005.03.21/単独
ソウシベツ支線林道分岐〜C155〜△609南東尾根〜656〜山頂〜656東尾根 △
滝沢山(たきのさわやま)は、道北の美深町西方の遠別町との境界に位置する標高600m級の山である。
登山口へと美深町から国道275号線に入り、ウルベシ川の二股橋を渡ると左手の「社」を見て反対側の細い舗装道路へと右折する。
左手遠方に山並みを眺めながら、最終人家まで続いた舗装道路も林道に変わり、除雪作業が進行中で程なくソウシベツ支線林道との分岐点の一角に駐車する。
春の陽気が降り注ぐ景観の中「開拓の沢線」林道に入ると、高低差のない歩きが続き、「開拓の沢線」標識が雪を被っている。
ルート予定は、主稜線を越えて遠別町側まで続く林道を辿り、稜線から北上して山頂をと考えていたが、山並みに惹かれて林道を無視して早めに主稜線に上がろうと変更する。
「開拓の沢線」標識から広い沢地形に方向と変えると勾配が増し、針葉樹林を抜けると疎林の急勾配に変わり、一旦緩くなるが再び勾配が増すと顕著な尾根筋に変わり、465からは主稜線と振り返ると函岳の白い塔が遠望される。
△609への尾根筋は爽快感を覚える一定勾配の尾根歩きであり、主稜線の△609に出ると西側に緩斜面が広がる広き台地尾根である。
627を東西に横断する林道を眼下に探すが見当たらず、ゆったりとした景観の広がりに稜線東側の雪庇に注意しつつ静かな時間が流れる。
滝沢山へは3つの低きピークを越えなければと、意外と遠いと起伏を繰り返すと美観の白樺斜面越しになだらかな山頂がある。
頂きには、何の人工物・標識等の気配はなく、函岳・敏音知岳等の道北特有の山並みの展望が得られる。
下山は、林道沿いに下降をと627でスキーシールを外して急斜面で滑降を味わいつつ、林道を探すが全く見当たらず、尾根筋も狭小となり沢筋へと高度を落とす。
再び林道「ソウシベツ林道」に出る直前に林道を確認するが、上部は不明状態であった。
登り分岐に合流して、春本番を感じさせる陽気にスキーを並べて昼寝…40分程の居眠りも風音に起こされて一山を終える。
ソウシベツ支線林道分岐 登り
3時間20分15分 下り
1時間20分C155 2時間15分 627 50分 山 頂 1 ソウシベツ支線林道分岐
2 林道から山容
3 656
4 山頂部
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