苦頓別山 道北の無名峰
2005.04.10/単独
クトンベツ林道口〜林道〜C283取付〜C619〜山頂(往復)
苦頓別山(くとんべつやま)は、朱鞠内湖北方の幌加内町/中川町/美深町境界に位置する600m級の山である。
登山口へと美深町から国道275号線に入り、泉地区「泉橋」近傍には一軒納屋が建ち、納屋裏側に「トンベツ林道」標識がある。
ルートは、苦頓別山の東側から林道を辿り、崖部を抜けてから広尾根筋から山頂を目指す9Km程の山行である。
畑地景観に林道は延びているが、標識がないと林道口とは気付かないとクトンベツ沢川沿いに進むと春の息吹「ネコヤナギ」を発見、針葉樹林帯に直線的な林道が延びる。
緩やかに一定勾配で続いた林道は引き続き北側に延びるが、C283から林道離れて広い沢筋にC533東側の崖部に向かう。
細かく入り組んだ沢筋起伏に高度を上げると正面に岩崖が一連に稜線を形成、当初、北側に捲くが山腹斜面が急勾配で再び上がれる箇所を探す。
岩壁の前面に岩峰があり、間隙部へとデブリの急斜面に取り付いて抜けてC457へと延びる尾根筋に上がる事ができ広い台地尾根が広がる。
高低差のない疎林斜面が続き、ダケカンバ林相が見事な樹林を抜けるとC580付近から右手に丸み帯びた苦頓別山の山容を眺める事ができる。
丘のようなC619からは、ゆったりとした斜面にダケカンバ林が映え、一旦高度を下げて登り返すと牧場のような景観の頂稜部、苦頓別山の頂きである。
山頂部北側には、グランドのような平坦地形が延び、西方にはこの周辺では最高峰の三角点C896が白き斜面を見せる。
下山は、スキーシールを外し、C619斜面を緩やかに横切る以外は平坦又は緩やかな下りがクトンベツ林道口の国道275号線まで続き、比較的短時間に下山する事ができる。…途中、木株の雪に写真のごとく余興を楽しむ。
クトンベツ林道口 登り
3時間25分1時間30分 下り
1時間50分C283(取付) 1時間55分 山 頂 1 クトンベツ林道口
2 C619から苦頓別山
3 余興の時間「カメラ固定が大変!!」
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