リビラ山 沢一巡の山頂
2005.07.02/単独
C350出合(貫気別川とリビラ沢)〜リビラ沢〜山頂〜北西沢〜上貫別林道〜C350出合
リビラ山(里平山)は、中日高主稜腺から西方に位置して、貫気別山・ピウ岳と共に山魂を形成する1200m級の山である。
ルートは、西側のリビラ沢から頂きに至り、北西沢を下降した循環コースの山行記録である。
登山口へと国道237号線で日高町を南下、振内市街地から道道71号線「平取静内腺」に入り貫別別を抜け貫気別川沿いに進み、旭地区から林道に入り、仮設橋を渡るとリビラ沢との出合である。
二股沢出合は広河原であり、渡渉すると上貫別林道へと続くが、リビラ沢左岸広場を登山口とする。
リビラ沢左岸沿いの作業道に入り、簡易ゲートを抜けると程なく砂防堤を通過すると沢筋へと作業道は続く。
広河原には「導水管」がC490まで設置され、作業道はこの地点で寸断され北側へと続いている。
広河原のC510二股を右股に入ると荒れた景観の沢筋には大量の土砂・流木等が重なり、一昨年の台風被害の大きさを知る。
C595二股を左股、C640二股を右股次いでC700二股を左股入ると直ぐに二股となり、左股口の滝左岸を辿る。
程なくC730二股、この高点がポイントであった…左股が山頂への沢筋地形が続くと左股に高度を上げると間もなく、枯水で沢形も終わり笹斜面が広がる。
地図を後刻詳細に眺めると標高差40m程の地形は広尾根と間違える等斉等高線が続き、再び明瞭なる沢筋地形が続くものと判断する。
C730二股からの右股へと降りると同様に枯水であるが、沢形地形が続き、右股に高度を上げる。
伏流水の浅い沢形地形に笹が覆うとC890で再び沢水を見るとC920藪斜面に沢筋が細かく分かれて左股に入る。
C1040で沢形地形も終わり、濃密な藪斜面が広がり、急斜面を登山道がある尾根筋へとネマガリダケを漕ぎ100m程高度を上げる。
尾根筋に出ると笹藪に変わりホッと溜息!!引き続き山頂は遠いと藪漕ぎ…ふと右手の藪隙間から踏跡が見え、山頂までの標高差120mを残して登山道に出る。
「ありがたい」と踏みしめると今年は未だ登られている気配が薄く、ピークに向かうと小広い高みに山頂標識がある西峰であるも、標識には1291mと標示され何とも無責任な事である。
本峰1291mは更に奥の東側であり、薄い踏跡を辿ると笹藪の高みに赤テープがあり山頂とGPSで確認するが、濃霧で展望はなく残念である。
下山は、北西沢へと向かい濃い藪漕ぎからC1185で沢形に入り、C960伏流水から高度80m程の荒れたガレ場を抜けて、幾つかの二股を下降するとC585で広河原の林道に出る。
貫別川沿いの「上貫別林道」は、483付近まで車両進入が可能であり、登山口となったリビラ沢出合手前の立派なゲートは解放されている。
備考:リビラ沢と北西沢共に滝らしい滝は無いが、沢分岐が細かく出現して地図判読が要求され、私のような失敗は余分な藪漕ぎを強いられる。
登り(リビラ沢) 二股沢出合(C350)−3時間40分−南西尾根(登山道)−25分−ピーク 下り(北西沢) ピーク−1時間40分−C585(上貫別林道)−1時間−二股沢出合(C350)