留辺蘂山 沢歩き
2005.07.03/単独
チロロ橋〜東沢〜山頂(往復)
留辺蘂山は、北日高に位置する1000m級の山であり、比較的アプローチが容易であり標高差500m程と手頃な山である。
登山口へと日高町から国道274号線を東進、千栄地区から千呂露川林道を行くと険しい沢筋に架かるC490チロロ橋が登山口となる。
留辺蘂山へと直線的に延びる東沢が明るく延び、出合いから伏流水の沢筋に入るが程なく水流が見られる。
6月中旬、北側の春別岳東斜面は雪渓が随所に残っていたが、この時期は当時の面影も見られなく、危ない雪渓渡りの気苦労がない。
C600二股を右股へ入るとこのルートで唯一の難所が現れ、5m滝左岸を上がると直ぐに函滝5mである。
この滝を左岸に高巻き、程なく二股を右股に入るとC660二股であり、ここがポイントとなる。
左股が地形図では上部まで沢筋が発達しているようであるが、下山時にこの沢筋を下降して確認したが、二股口からゴルジュの滝が続き、高捲きが必至と右股に入る。
C765で明確な沢筋も消えて細い沢形を辿り、C840で沢形を終えると広斜面に笹藪が広がる。
笹藪であり、順調に高度を上げる事ができ、空際の青空に高みを目指すが、北側に寄りすぎてC760岩場を捲き、尾根上から北側のピーク尾根に出てしまう。
尾根筋の笹藪も比較的歩きやすく、程なく樹木に囲まれた山頂部に到着するが、北西方面に一部展望があるのみである。
下山は、登りの際に遠慮したC660二股の左股側へと高度を下げ、C840で沢筋に出るが、こちらは斜面の藪が濃くお勧めではない。
C660二股が近づき、左岸尾根を高捲き懸垂で降りると二股出合であり、次いでC600二股を抜けると山行は終わりである。
備考:ルート選定は各レベルで相違はあるが、沢筋を終えてからの山頂斜面の藪状況は登りに使用したルートがベストと思われる。
チロロ橋−1時間55分−山頂−1時間05分−チロロ橋 1 チロロ橋から東沢
2 C600二股から右股滝
3 山頂部
4 C660左股
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