坊主山道北の奥まった静峰
2005.08.21/GP
白鳥林道車止め〜C390ニセイパロマップ川二股〜山頂(往復)
坊主山は、天塩山地最南端に位置して、幌加内町と沼田町との境界にあり、森林業界の地図では白鳥山とも呼ばれる700m級の低山である。
その山容は山麓から存在感をもって眺められ、特に冬季は魅力ある山容を見せる比較的奥深き山である。
ルートは、東西の沢筋を辿るのが通常と思え、特に私は東側の鷹泊貯水池からの林道経由、坊主ノ沢川の計画を考えていた。
今回、予想外の北尾根沿いの沢筋ルートをO氏/旭川よりお誘いいただき、北斜面から薄い藪漕ぎにて念願の山頂を踏んだ記録である。
登山口へと幌加内町の森林管理所でO氏/旭川と合流、5月のトノカリシベツ山以来の再会である。
O氏の林道偵察に基づき、ほろたちスキー場を過ぎ、長留内川の長留内橋を渡り、三滝ノ沢林道口のゲート(鍵番号は幌加内森林管理所に記載)を抜ける。
長留内川次いでニセイパロマップ川右岸の林道を行くと291林道二股であり、地形図では引き続き林道が一本北に延びている。
地図には未掲載の「白鳥林道」が、南側のニセイノシュケオマップ川・境界尾根へと続いている。
ニセイパロマップ川の白鳥橋を通過、ニセイノシュケオマップ川右岸林道のC385小広場が車止めとなり、実質の登山口となる。
境界尾根を乗越し、北尾根と平行する西側のC390ニセイノシュケオマップ川二股へと車止めから10分程で入渓、浅い地形に水流の少ない沢筋が続き、灰色粘土質の滑床が点在する。
地形図で水系はC415で消えているが、坊主山直下付近の沢筋まで水流は続き、C450二股を左股に入ると沢幅は狭小となるが、粘土質の滑床が時折心地良い。
C480二股を左股、下部が洞窟状のC550大岩を過ぎ、C560小滝を越えると更に狭くなった狭沢に笹が覆うも比較的歩き易い。
C600二股を右股に入ったが、下山時に確認すると左股に入り、直ぐのC610二股を右股に選定した方が稜線ハイマツを避けられると知る。
山頂直下の急登斜面は快適であり、花も点在して低笹を漕ぎ、稜線までの短い距離のハイマツを漕ぐと尾根東側はお花畑である。
坊主ノ沢からの沢音の響きを聞きながら、北東尾根を辿ると特徴のない山頂部に到着、GPSで三角点を探すが見つからなかった。
下山は、往路を辿り、C550大岩は雨よけに最適と休憩しつつ、この沢ルートは水系が高所まで続き、比較的短時間に山頂を踏む事ができ、O氏/旭川の林道情報に感謝をする。
白鳥林道車止め 登り
2時間35分1時間 下り
2時間05分C485二股 1時間35分 山 頂 1 C390二股入渓(O氏)
2 C540大岩
3 山頂部
4 C540大岩で休憩/O氏提供(筆者)
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