摺鉢山  沢筋から上川三山
        
2005.08.28/単独

採石跡広場(車止め)〜砂防堤(ゲート)〜摺鉢沢出合〜山頂


 摺鉢山は、上川町北側に位置して、天幕山・突角山と共に通称「上川三山」と呼ばれる1000m級の山である。
 通常、登山の対象時期は、国道273号線からのアプローチ容易性もあり、冬季が一般的に登られているが、この時期、沢筋から頂きを計画する。
 登山口へと上川町市街地を抜け、越路峠から北上してエチャナンケップ川右岸沿いの林道を行くとC410採石跡地広場が車止めとなる。
 C410車止めから程ない砂防堤横の
ゲート(ダイヤル鍵)を抜けて、エチャナンケップ川の橋を渡ると摺鉢沢出合いであり、林道は200程先で消え終点となる。
 摺鉢沢出合のC490入渓点から山頂までの標高差
530m程であり、多少分かりにくい沢筋に入ると、水流は比較的多く、沢幅は狭いが雰囲気は比較的良い。
 C570まで続いた沢景観は、高低差のない地形が続き、C640二股を右股、C650二股とC660二股を左股へと、地形図では判読が難しい小沢が分岐する。

 緩やかなる歩きもC700を越えると効率的な高度上げに変わり、C850で水枯となり、間もなくC920で沢形地形が消えて、藪斜面が広がる。
 東尾根までの標高差100m、強烈なネマガリダケ漕ぎが尾根まで続き、東尾根の北側
寄りの濃密な灌木漕ぎに稜線を辿ると凹みに三角点がある。
 展望が乏しい頂きから、ウエンナイ川の東斜面は直線的な急斜面が続くが、植生も濃密ではなく、無雪期に登るならこのルートと眼下地形を眺める。
 下山は、直線的に摺鉢沢へと再び濃密なネマガリダケを漕ぎながら、この周辺の上川三山は、冬季に登るのが通常と実感する。

C410車止め
登り
3時間50分
40分 下り
2時間30分
摺鉢沢出合
3時間10分
山  頂

1 C410ゲート手前(採石跡広場) 
2 C560 
3  山頂
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