鬼刺山道北の貴重なる高所
2005.09.17/GP
知良志内川林道終点〜南西直登沢〜山頂(往復)
鬼刺山は、道北の中川町と音威子府村との境界に位置、一等三角点が設置される山である。
稚内から内陸へと南下すると、最初に700m級の山として聳え、山容は、道北の地味なる山並には貴重な鋭峰であり、何れ登頂の機会をと延びていた。
ルートは、西側から長い林道次いで南西沢から山頂へとOgi氏/旭川と至った記録である。
登山口へと北上、音威子府道の駅でOgi氏と合流、天塩川の富岡地区から知良志内川林道に入り、砂利採場を過ぎ、山間部に入るとゲート(施錠/佐久合同森林事務所)があり、知良志内川左岸沿いに奥深く入ると、地形図記載の林道終点500m手前の小広場が実質の登山口となる。
草木に覆われた林道は一部崩壊の箇所もあり、C220から入渓すると、知良志内川の水流は薄いが狭い河原状態の石は滑り易い。
C240二股を左股、C255二股は両股とも水流は細く、沢幅も狭小となり、左股に入り、枝沢を2つ過ぎるとC300二股である。
東へと方向変換したC300二股右股は、高度を効率的に上げる事ができ、C350段差の滝次いでC435滝の何れも小さな滝を直登する。
C500・C515滝を右岸に捲くと、C520二股であり、左股(下山ルート使用)は細いガレ沢、右股は細い水流である。
右股に入ると程なく枯沢となり、中密度の藪斜面の浅い凹地斜面を辿り、勾配が増すと岩場地形に出る。
岩場に這い上がり振り返ると道北特有のなだらかな山並みが広がり、引き続き尾根筋へと強い勾配に高度を上げると待望のC640南尾根に上がる。
尾根北側には形の良い山頂部が眺められ、標高差80mへと、辿りやすい尾根東側に高度を上げ、2つ目のピークにハイマツを渡ると腰丈程の笹が広がる山頂である。
一等三角点が設置される頂きでOgi氏と念願が叶ったと道北人同士の思いに握手である。
灌木で展望は一部制限を受けるが、北には重なるパンケ山・ペンケ山、空母景観の屋根棟山と函岳等が見え、Ogi氏が大雪山・十勝岳も遠望と指さす。
下山は、沢筋へと短縮路にて下降するが、C600付近までは登りルートとは比較にならない程の強烈なネマガリダケが続くとC520二股に再び合流する。
結果的に登りの使用したルート、一旦、南尾根に上がり山容を眺めた方が、藪漕ぎも特に苦にならず正解と思える。
C200知良志内川沿い林道(車止め) 登り
3時間45分1時間30分 下り
2時間10分C300二股 1時間50分 C640南尾根 25分 山 頂