1726峰 北日高への全周展望
          
   2005.09.24/GP

八の沢林道〜北西沢〜山頂(往復)


 1726峰は、日勝峠からの日高主稜線、ペケレベツ岳と芽室岳との中間に位置する1700m級の無名峰と思えたが「雪盛山」と呼称される。
 この山を知ったのは、今回、同行者のOgi氏/旭川が北日高周辺の山頂から眺めた際、稜線一部景観を超えたピタラス的、尖ったピークが端正と言う…展望に優れた山への登頂記録である。
 Ogi氏と合流、登山口へとパンケヌーシ林道ゲート(施錠)を抜け、チロロ岳登山口を通過すると「ほくえい12号橋」先に林道分岐がある。
 パンケヌーシ七の沢林道(標識)手前の林道分岐にペンケヌーシ登山口標識を見て、直進するようにパンケヌーシ川右岸の林道に入る。
 林道は引き続き延びるが、C935パンケヌーシ奥左岸第1号橋を渡ると八の沢林道であり、橋広場を登山口とする。
 林道を緩やかに行くと程なく林道は寸断され、広目の沢筋両岸に道を拾う歩きがC1140付近まで続く。
 沢筋が次第に本格的になり、C1220二股、C1350(ポイント点/小滝上部)二股を右股へ、次いでC1380二股を左股に入ると水流も薄くなる。
 C1410二股の左股は枯沢であり、浅い岩回廊の直登が標高差40m程続き、ルートで唯一緊張する箇所を過ぎ、振り返ると紅葉の訪れる沢筋越しにペンケヌーシ岳が優しいラインを見せる。
 C1550二股を右股、沢形も消えて、非常に薄い藪に灌木が続き、尾根筋までの標高差150mを快適に上げる事ができる。
 尾根直下のハイマツを漕ぎC1700南西尾根に上がると展望抜群…山頂へと引き続きハイマツを渡ると標石がある山頂である。
 頂きはハイマツも無く、頂上達成感を十分に味わえる快適な空間であり、秋晴れに全周景観、北日高連峰への展望が実に素晴らしい。
 北からペンケヌーシ岳・止別岳・芽室岳・久山岳・剣山・伏美岳・妙敷山・ピパイロ岳・十勝幌尻岳・1967峰・戸蔦別岳方面そしてチロロ岳・春別岳と溜息である。
 下山は、直線的に八の沢へと下降するが、やはり藪は薄く、C1550二股に合流、C1410の岩筋を右岸を捲くと、登山道のような浅い凹地が続きC1350二股(ポイント点/小滝上部)に出合い無事下山する。
 この山は、滝もなく沢屋には物足りないが、藪漕ぎは山頂直下のハイマツ位であり、山頂からの展望は誠に素晴らしく、お勧めの山であり、この山を勧めていただき、同行登山となったOgi氏/旭川に感謝である。
 備考:下山後、私は大会参加で下山したが、Ogi氏がその足でペンケヌーシ岳登頂時の1726峰の端正なる写真を撮影提供、掲載しています。

C935パンケヌーシ奥左岸第1号橋広場
登り:2時間35分 下り:2時間25分
      山   頂

1 ペンケヌーシ岳から1726峰(Ogi氏提供)
2 山頂からチロロ岳
3 山頂から1967峰方面
4 山頂からペンケヌーシ岳
5 山頂から芽室岳
6 山頂から筆者/止別岳と八の沢筋(Ogi氏提供)
 
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