1219m峰湖畔に聳える静峰
2005.10.10/GP
C525四の沢川〜南西尾根〜西尾根〜山頂
1219峰は、糠平湖西方に位置する1200m級の無名峰であり、三角点名「勇内」である。
登山口へと、糠平湖北側のタウンシュベツ林道から紅葉に映える湖畔沿いを行くと、四の沢川手前で通行止めとなり、糠平ダムへと通り抜ける事はできない。
四の沢川に架かる橋手前から四の沢川沿いの林道へと簡易ゲートを抜け、車両通行は不能の林道に入る。
C540林道分岐を直進すると林道も荒れ次第に消え、幾度か浅い水流に渡渉を繰り返すと、C650で沢筋が開豁地形となり、二股を直進次いでC660二股から南西尾根の端部である。
同行者(山行立案者)である「ガイドブックにない北海道の山50」著者であるHa氏は、沢筋を辿る事なく二股から尾根筋のルートを選択する。
尾根に上がると針葉樹林の密度は中程度であり、藪も比較的薄く、伐採道跡を幾度も横断、時には伐採道を尾根筋に回り込んで順調に高度を上げる。
開豁した伐採道からは、眼下に糠平湖の雲海越しにニペソツ山の威容が遠望され、周囲の紅葉景観もあり心が和む。
一定勾配で続く中斜度斜面から西尾根に上がり、コル部からの標高差50mを中密度の藪を漕ぐと2等三角点の頂きである。
山頂部は小広いが、疎林に囲まれて展望に制限を受けるも、樹林間隙から湖面越しにウペペサンケ山・東丸山・丸山・ニペソツ山・石狩連山等が遠望される。
下山、西尾根は明確であるが、高度を下げる程に南西尾根は特徴のない斜面が続き、方向標定には注意を要する。
秋の連休は、北方の1185m峰次いで1219m峰と無名の頂きを踏む機会を得たが、本格的な沢時期を終え、木枯らしが吹き抜けるこの先は、このような山も情緒がある。
同行者:「ガイドブックにない北海道の山50」著者Ha氏御夫妻
C525四の沢川 登り
2時間50分1時間10分 下り
2時間05分C660二股 1時間40分 山 頂