箱ノ上(1131m)層雲峡の滝の上部
2005.10.23/単独
新大函トンネル入口〜岩間の滝南尾根〜東尾根〜山頂(往復)
箱ノ上は、層雲峡には観光名所である「滝」が幾つか並び、最も南寄りの「岩間の滝」西側にある標高1131mの地点名である。
この山は、地形図に記載はなく、3等三角点名「箱ノ上」であり、地形図を見ても顕著なピークではないが、層雲峡を通る都度に滝上部は…興味から頂きを踏んだ記録である。
登山口へと、大函「新大函トンネル」北側口に流れ落ちる「岩間ノ滝」駐車場が実質の登山口となる。
晩秋の冷たい小雨に岩間ノ滝が紅葉に映えるのを見ながら、ライマン橋を渡り、新大函トンネル上部の尾根筋に取り付くとする。
トンネル口から岩間ノ滝南隣の沢筋に高度を上げ、右手斜面が藪が薄く、岩間ノ滝が流れ落ちる沢筋を眼下に比較的明確な尾根筋に取り付く。
腰丈程度の笹藪は比較的薄く、伐採道跡を幾度か横切るとC850から小灌木の斜面が続く。
小雨の中、笹藪は御免!!と思いつつ灌木斜面を拾うと幸運な事にC1180付近の台地尾根まで上がる。
広大な笹原が広がり、方向標定が難しい台地地形に「道跡」を探すが、全く気配なし…ネマガリダケより楽勝と諦め、胸高さの密度の濃い笹を漕ぐ。
特徴のない笹原越しに「こんもりと盛り上がった地形」が見えるが、結構遠くズブ濡れである。
山頂部には、測量ポール下に「標石」が笹に覆われ、周囲には疎林が広がり、展望も大幅に制限を受ける。
層雲峡の滝上部はと興味本位に登って見たが、地形図通りの景観であり、今後この地点に登って来る人は稀と冷えた体に実感する。
登り:1時間30分 下り:1時間05分 1 新大函トンネル北側登山口
2 山頂部
3 山頂
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