椎常呂m)置戸湖周辺の静峰
2006.03.11/単独
東尾根「道道88号線C647〜C892〜山頂」(往復)
椎常呂(しいところ)は、道東の置戸町西方にある置戸湖の北側に聳える1000m級の山であり、山名に「お」を付ければ「おしいところ」でしょうか。
置戸湖周辺には、1000m級の山が幾つかあるが、山名はこの山域一帯に共通して○岳・○山と言う呼称は極小なのが興味深い。
過去、この山域一帯が手つかずであり、視野に入れていたが、どの山頂も等高線が緩なる台地山頂であり、積雪期がBESTと思え今回計画する。
登山口へと国道39号線にて石北峠を越え、留辺蘂町手前から道道88号線に入ると冬季通行止め標識はあるが、除雪状態であり車両跡が続く。
C647付近からは、除雪跡は見えるが車両は通行不能、尾根取付点予定まで500m程であり、準備をしていると林道作業の為、大型トラックが到着する。
林道開設後、伐採作業との事、ここまで進入できた事に感謝しつつ、道道88号線をスキーを履いて南下する。
ルート計画は、東尾根の緩やかな等高線を切る標高差350m程のアルバイトであるが、距離が長く、山頂部を含めて高低差が無く特徴のない広大な斜面が続き、方向標定は難しく、GPSが威力を発揮する。
道道88号線のC645から尾根筋に取り付くと、樹林帯にこのルートで最も勾配の強い斜面に取り付くが程なく緩斜面に変わる。
C892付近が唯一の尾根筋地形を明確にするが、迂回しつつ密度の濃い樹林帯を抜けるとC950付近からは、深い沢筋越しに樹林に覆われたこんもりとした山頂部が見え、北側に回り込み、北東尾根に向かうと倒木の墓場景観である。
スキーシールが団子状態で倒木越えをすると再び何の特徴もない地形が続き、スキーシールにWAXを塗るが効果なしであり、辛い時間帯が続くと山頂部である。
2等三角点がある山頂部は広い台地であり、展望も山頂標識も無く、木々に赤標示テープ箇所が2箇所あるが、GPSでも正確な山頂は不明である。
このルートは、高低差が少なく短時間に山頂に至れると計画したが、スキーシールの団子と板もWAX塗布済みであるも団子状態であり、登り/下り共に予想以上に時間を要した一山であった。
カメラを忘れ写真記録はなし。
道道88号線C647 登り
3時間35分1時間25分 1時間20分 下り
2時間40分C892 2時間10分 1時間20分 山 頂