二子森 似峡岳 道北の散策山
2006.04.15/単独
岩尾内湖東側林道(C330)〜89国際林道〜二子森〜C383〜二子森〜岩尾内湖東側林道
二子森(ふたごもり)と似峡岳(にさまだけ)は、道北の岩尾内湖東側に位置する700m級の低山である。
登山口へと岩尾内ダムの岩尾内橋を渡り、凍結した湖面に春の足音を眺め、咲来留川に架かる「さっくる橋」南側の林道に入る。
この時期、上士別林業が伐採作業の為、除雪がされゲート(朝日町合同森林事務所)を抜けると林道口から500m程でC330除雪終点であった。
山行計画は、林道を7Km辿り「二子森」を踏み、帰路に渡渉可能であれば「似峡岳」の頂きをと考える。
岩尾内湖へと流れ込む咲来留川左岸沿いの林道をウロコ板で歩くと雪解水に活気を感じ、帰路の登頂を考える似峡岳を眺めつつ、渡渉点を探すも見つからない…水流は浅く長靴があれば容易に渡れる。
藻瀬狩川との分流点C383林道分岐に到着すると「ねこ柳」が群生、思わず触れて見たい膨らみに春遅き道北の春本番を実感する。
二子森へと引き続き咲来留川沿い林道を緩やかに辿ると二子森雨量観測所の施設付近からは二子森の尖った山容を間近に眺める…山頂部は斜度が強い。
林道は地形図では消えているが引き続き延び、C415から崖記号の明るい沢筋から取り付き尾根筋に上がり、疎林斜面を切ると突き上げる山頂部の東側は疎林である。
スキーをデポしつつ、山頂基部から見上げる頂きは標高差50m程の急斜面であり、膝まで埋没する。
強い陽射しに汗を流し、細い尾根筋に上がると岩峰の北峰が迫力ある狭い山頂である。
三等三角点の頂きからは、大きな山容の岩尾岳、札滑岳・ウェンシリ岳・幾山岳等が樹木の間隙から遠望される。
次の目標「似峡岳」の山容にルートを確認しつつ下山、、再びC383林道二股に到着、藻瀬狩川へと東進すると程なく立派なブリッジを発見…ありがたい。
C385渡渉点から北尾根筋を辿り、植林帯を抜け、一度林道を横断すると程なく滑降が楽しめる疎林斜面の一定勾配が強く。
風が吹き抜ける東尾根に上がると、一気に展望が開けて、視界を制限する事のない山頂部に到着する。
二等三角点の似峡岳の頂きからは、遠望の天塩岳、札滑岳・ウェンシリ岳・幾山岳等が一連に連なり、頂上達成感は十分得られる。
下山は、西尾根も考えたが鬱蒼とした樹林尾根と渡渉の難点を考え、往路を引き返しC385から渡渉、無事下山する。
岩尾内湖東側林道(C330)0715〜C383二股(0820)〜二子森(0940)〜C383二股渡渉点(1050)〜似峡岳(1150)〜岩尾内湖東側林道(C330)(1440)(昼食含む)
1 筆者
2 二子森雨量観測所付近から二子森
3 二子森から似峡岳
4 似峡岳山頂部と岩尾岳
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