老根別山 意外なる山容・展望
2006.05.02/単独
金山トンネル南側C480〜南東尾根〜山頂(往復)
老根別山(ろうねべつやま)は、夕張山地と日高山地の各主稜線を東西に結ぶ稜線上に位置する900m級の山である。
この山へのアプローチは容易であり、国道から東尾根又は三点の沢川から南斜面を辿るのが一般的と思われる。
登山口へと金山市街地から国道237号線を南下、金山トンネルを抜けるとC480付近に作業道が延び、国道脇の小広場が登山口となる。
残雪の作業道に入ると程なく東尾根の658Pへの沢筋から離れ、南東尾根の北側に延びる作業道に高度を上げる。
広尾根が続く南東尾根は、中密度の樹林が続きC700付近から疎林の開豁斜面に変わると芦別岳を遠望、尾根筋が合流する748Pに上がる。
広尾根の748Pからは、一気に展望が開けて、振り返ると日高連峰が連なり、正面には老根別山が北側に台地形状を延す大きな山容であり、意外なる景観に得をした気分である。
台地の南側に位置する山頂部の東側は雪崩れにより崩壊している程の急勾配が続き、東尾根から山頂部直下の急登を北側に多少回り込むと山頂である。
頂きからは、夕張岳が東側に迫力ある岩壁を見せ、北側又は西側から過去に眺めた丸みある優しい山容とは異景観の厳しき名峰と知る。
北方には特徴ある鋭峰「夕張マッターホルン」次いで夕張岳から南方に延びる白き稜線の一角には、私にとって夕張山地の主峰の最後となる「屏風山(5月4日登頂)」を初めて実感として遠望する。
この老根別山は、山容は意外な程に大きく頂上達成感は十分に得られ、展望に優れたアプローチ容易であり、比較的短時間に頂きに立つ事ができる。
金山トンネル南側C480 登り
1時間40分1時間 下り
1時間748P 40分 山 頂 1 748Pから山頂部
2 東尾根から芦別岳
3 山頂から夕張岳
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