中愛別山       里山の藪漕ぎ
          
2006.06.11/単独

C350林道〜山頂(往復)


 中愛別山は、愛別町東方に位置する低山であり、東側には上川三山と呼称される1000m級の山が知られて、隠れたる無名に近き山である。
 登山口へと中愛別からペンケメムナイ川沿い林道に入り、南東尾根の沢筋を幾本偵察する。
 379高点からの沢筋を当初計画したが、手前の尾根筋の樹林帯は下草程度であり、山頂までの距離も短いと尾根に取り付く。
 C425で作業道に飛び出て拍子抜けするが、ありがたく辿ると程なくC510でぷっつりと切れた林道留点である。
 植樹作業の刈り払いが迷路のように展開、しばし登山道歩き気分で順調に高度を上げると631高点付近から藪漕ぎが始まる。
 631高点から正面に中愛別山の山容を眺め、背丈程の笹藪から中勾配斜面に薄くなった藪を漕ぐも、再び頂上直下から濃密なるネマガリダケが続く。
 山頂部は北側寄りであり、刈り払いされた三角点が印象的であるが、ネマガリダケに囲まれた三角点からは、上川三山の一角である「突角山」のみの展望に制限される。
 下山は、東斜面が林道への最短であり下降開始、岩礫に草地斜面も続き、沢筋に入ると短時間に林道に飛び出る事ができ、無雪期のルートは東斜面が正解と知る。
 備考:山頂の三角点傍に「3本の黄テープ」…奇異に感じたのは同一書体で同名3名がイニシャルでなく実名で記入されたのが吊り下がり、1本なら気持ちも多少理解できるが…首を傾げる光景であり、折角の山頂達成感が後味悪く教訓となる。
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