レサッピ   湖畔に聳える静峰
         
2006.07.08/単独

28線点橋〜28号沢〜山頂(往復)


 レサツピは、日高山地の西方に位置する900m級の低山に属する山であるが、地形図を眺めると山・岳とも呼ばれない山名が気になる。
 過去、新冠湖を通過して奥深き山へと向かった経緯はあるが、新冠湖南端の新冠ダム東側に聳えるこの山を意識して沢筋を眺めた事はなく、登山対象として考える人は稀と考える。
 ルートは、東側のイドンナップ川方面又は西側の新冠ダム方面を考えたが、本日は「オロエナイ」下山後の2座目もあり、アプローチ容易な後者の新冠湖側から辿り山頂に至った記録である。
 登山口へと高度感ある新冠ダムを過ぎ、屈曲した林道に入り、長閑なる景観に淡緑色の湖面を眺ると28線点橋がある。
 28号沢の左岸林道は、程なく崩壊寸断され、枝沢を捲きつつ、作業道を辿ると川原へ向かい入渓となる。
 新冠湖へと注ぎ込む28号沢は幅広く、水流が全くない川原状態であり、周囲の地形から判断
ると幾筋の深い沢が発達、膨大なる伏流水となっている。
 開放感溢れる川原歩きに砂防提を二つ越えるとC430二股であり、直登沢の西沢へと西進する。
 C575二股(左股)次いでC710二股(右股)に高度を上げるが滝も無く、C800では枯沢となり、山頂までの標高差120mを残すのみとなる。
 中密度の笹薮を漕ぐと空際の尾根上に二つの高みが見え、凹地の沢形地形に高度を上げると左手のピークを山頂部と確認する。
 笹尾根を緩やかに辿ると疎林に囲まれた展望は制限を受け
残念…足元の三角点周囲には何ら標示類は見当たらない。
 本日、2座目の頂きと
なった沢筋には滝も出現しない平凡な山行となったが、これも歩いた結果の情報と言えるであろうと自己満足の世界かな!!

28線橋
登り 2時間15分 1時間50分 下り
山  頂

1 ピウ岳からの山容(手前)
2 28号沢から28線点橋

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