安瀬山   低山故の地図判読
          
2006.08.21/GP

パンケアブカンベ林道〜西沢〜山頂〜南尾根〜西沢


 安瀬山(やそすけやま)は、日本海側の増毛山地南端に位置する600mの低山である。
 この山には、一等三角点が設置され、所在地である厚田村は浜益村と共に03年、石狩市との市町村合併の世情の波にのまれている。
 山名の読み方も知らずにこの山に登る事となったのは、当初に計画した積丹半島の○○○山登山口で施設管理人にテント承諾を得ようと話をすると「そこは○○がウロウロしているから危ない」と明日も蒸して暑いので○○が良く出るぞ!!
 テントを張っての夕食中、再びあの管理人に○○の話を聞かされ、すっかり気分が萎える…道央まで南下したのにと…地図も無く頭を傾げる。
 「地図がガイドの山歩き」さんに連絡すると彼らは山行予定を変更、安瀬山に強引同行となり、手ぶらで名寄に帰る事はなくなったとSA氏・HIさんに感謝の一
言であるも迷惑をかける事となった。
 登山口へと日本海沿いの厚田村から内陸の厚田地区の左股林道ゲートを抜け、左股川右岸沿いに荒れていない林道を行く。
 138高点林道分岐から支流林道のC160中間地点が登山口となり、標高差500m弱程の山行であるが予想外の所要時間となった。
 地図まで世話になったルート計画は、東側の沢筋を詰めて山頂に至るもので、地形を読んでも険しい滝出現の確率は低いがザイルを担ぐ。
 C214林道から入渓、低山故に地図読みが難しく、枝沢等を標定する沢筋は、泥地様相で沢底の岩・石等も泥流の感で濁り滑り易い。
 C295二股は流木で埋まり、次いでC305二股(右股)から沢筋も狭小となるが、沢本来の様相に変わると高度上げも効率的になる。
 C450二股から急勾配の斜面に取り付き、東尾根へと小沢筋を辿り、東尾根直下まで中密度の藪を漕ぐとネマガリダケの尾根に上がる。
 尾根筋には海岸からの浜風が心地良いが、濃密なネマガリダケ・灌木が続き、程なく山頂山容を眺めると刈り払いされた一等三角点を山頂に見る。
 樹木等に囲まれた頂きは、残念ながら展望は得られなく、三角点を囲み「藪漕ぎ」仲間の会話であり、この山は積雪期に登られる事もある。
 同行者「地図がガイドの山歩き」さんの山行記録へ…工事中

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