天狗山   道北の低山
          
2007.03.21/単独

高広川沿林道〜西尾根(往復)234)


 高広山は、道北地方の美深町西方に位置する低山であり、山裾には道道49号線から延びる林道が発達している。
 登山計画は、高広川北側の尾根伝いに進み、できるだけ林道等の人工物を避けるルートとして西尾根と地図を眺める。
 先日、今年最初の山行となった隣接する「仁宇布山」を下山後、2山目としてこの山頂を狙ったが天候悪化で未踏と終わった山である。
 道道49号線「美深〜雄武線」の高広パーキング手前の高広川付近から樹林帯に入り、勾配の強い斜面に取付点を探す。
 中密度の樹林帯に幾度か作業道を切り、C410の岩峰群を回り込み、西尾根に上がると新雪に緩斜面が延びる。
 曇空下、お皿を伏せたような山並みに入布山・文珠岳等が懐かしく望まれ、この地域一帯の山々は無雪期には登山意欲が沸かない山容である。
 高低差の少ない広尾根歩き、気温上昇と共に表層の融雪により、下駄歩きとなり四苦八苦であり、登山店から購入のWAXは効果かなく例年ながら検討材料である。
 疎林の広大なる開豁丘陵の一隅が三角点地点であるが、何の人工物も見当たらずGPSで現在位置、標高を確認する。
 時間的余裕も十分と雪片で囲みツェルトを天張、一杯のコーヒーの暖かみがこんな低山歩きに多少の満足感を与えてくれるのが嬉しい。
 滑降斜面は短いが木々を避けながらの感覚を味わうと道道を走る車両音が響き、手軽な散歩山行を終える。
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