天狗山 地味なる低山
2007.07.07/単独
東芦別炭坑〜林道〜北東沢〜山頂(往復)234)
番ノ沢山〔ばんのさわやま〕は、芦別市南方の夕張山地北端に位置する700m級の低山であり、この頂きの記録は見当たらず、積雪期を主対象と考えても無雪期に登る事は極めて稀と考える。
ルートは、番ノ沢山西側の炭山川沿いに林道が走り、最も容易と考えるが、面白みに欠けるので北東斜面の沢筋を辿り、山頂を踏んだ記録である。
登山口へと芦別市から道々138号線にて三笠市方面に南下、芦別大橋から砂川方面へと折れて芦別川沿いの道路が砂利道に変わると程なく、林道口に「東芦別炭鉱」がある。
道々口のゲート奥には、「東芦別炭鉱」が操業していて、部外者立入禁止である!!尋ねると林道を含んで、この一帯は森林組合から「借り上げ」をして露天抗により年間五万トンの採炭営業との事である。
立入を交渉して何とか登山目的を理解されたが、この辺りは熊が…又番ノ沢山に登る人何て聞いた事がないとの事である。
ゲート付近に駐車、構内を抜けて林道を辿り、C255の林道屈曲部から北北東の沢に入ると幅狭であるが予想外に落ち着いた沢筋景観である。
C290で短い滑床を見る程度の平凡なる沢歩きが続き、C415で一旦伏流水となり、C455二股〔左股〕からは少し藪が煩い沢筋にアルバイトする。
C645で沢筋は消え、急斜面の中密度の藪に気を良くするが、程なく強烈なネマガリ竹が出現、ブドウ蔓も加わり悪戦苦闘である。
悪いことに一旦、南東尾根に方向を間違えて、広い尾根筋に途切れる事のない藪も山頂に近づくとネマガリも素直に延びて開放される。
GPSがないと山頂部を見失う尾根筋の一部が頂きである…強烈だったと溜息…いつもながらこんな山もある。
登り/2時間30分 下り1時間30分
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