歩け・歩けで縦走
2009.03.09
GP
平岳・熊山・竹山・瑠辺蘂山は、美瑛町と芦別市境界の幌内山地南方に位置、低山に属する連山である。
今回は、我が心強き山仲間であるOgi氏/旭川の計画に便乗して車両2台を利用にて約20Kmの縦走により4山を踏んだ記録である。
登山口へと山並みを望みながら美瑛町を南下、道道芦別線に入り下山予定の福島第1地区に車をデポして二股川沿い舗装を更に南下、フラヌイ大橋を渡ると二股地区の林道口広場が登山口である。
春陽気の気配の早朝、「平岳」へと広い道路にスキーシールを装着してボチボチと歩き、道路屈曲をカットして556高地へと平岳西尾根に上がり、多少勾配が増す地形に2度程高度を上げると平坦台地の平岳山頂である。
これから先の連山行程は特筆する地形も無く記載するのに苦労するが、縦走後下山して登山口に戻るとスノーモービル体験ツァー場面に遭遇したが、この地区界隈はモービルメッカである。
尾根上にスノーモービル跡は結局は瑠辺蘂山まで続き、当初は勘弁と思っていたが、気温上昇と共にこのモービル跡に助けられて瑠辺蘂山まで辿り着く事が出来たのは因縁である。
快調なペースで熊山に到着、手前稜線から富良野盆地越しに十勝連峰が霞んで遠望され、絶好の陽気に山歩き気分を満喫である。
休憩毎にシールにWAX塗布に心掛けたが、下駄状態!!疎んじていたスノーモービル跡は歩行が容易で多少迂回となっても忠実に利用させて頂く…感謝である。
尾根上から東側に竹山がこんもりと見え、一端高度を下げて再びの登りに程なく竹山の頂きであり、眼下に広々とした平地が望まれる。
ここが結節点…同行者は「鱗形状SKI」で快調、次の目標「瑠辺蘂山」まで距離もあり、私は多少弱気になるも…Ogi氏は「瑠辺蘂山」を一度踏んでいるが計画通り足を延ばしたいとの事であり…GOと決定!!心意気だけでも負けまいと先に下降開始する。
凹地で短時間昼食、再び尾根に戻り緩やかに下降開始すると「熊」の足跡が横断していて、今年は積雪量も少なくこの時期に活動開始と知らされる。
スノーモービル跡を引き続き辿り、何とか大きく足を引っ張る事なく瑠辺蘂山の山頂部に到着すると疎林に開放感溢れる広がりの頂きには円卓テーブルが掘られている。
時代感の変化と言うか、昔ならばこの種類の山に多数の登山者が入山する事は皆無であったのにとスノーシュの点在を見つつ実感する。
下山は、南東尾根から北沢川林道へと下降開始、C710までは広尾根で樹林も濃く無かったが、C415林道口まで濃密な樹林斜面が続き、スキー操作が難しく難儀しつつ、意地になって四苦八苦してようやく明るい林道に飛び出るが壊れていたストックの先を紛失!!
車デポ点まで起伏のない緩なる林道が3.5Km程続き、快調に飛ばし、瑠辺蘂川との分流に架かる橋が見えると長かった山行も計画通りに達成でき満足感に無事下山した事に感謝する。
時間行程(休憩含む)
二股(1時間05分)平岳(1時間15分)熊山(1時間55分)
竹山(2時間)1時間50分(福島第1)
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