天狗山       里山的低山
          
2008.05.18/GP

二十七線沢林道二十七線沢〜東尾根山頂〜東尾根234)


 辺恵山(ぺんけ山)は、道北「上川町」の北西に位置して、通称「上川三山」と呼ばれる山域の西側に聳える低山である。
 山名は、辺恵山の西側に「ペンケメムナイ川」が石狩川に流れ注ぎ込み、名前が由来したとも考える。
 今年最初の藪山であるが、初夏を思わせる陽気下、久しぶりの山仲間と合流、珍しく登山時間以外にも時間を費やして若葉香る低山を楽しんだ記録である。
 登山口は、辺恵山を東側から辿る事に決定、愛山から「越路地区」に向かい○牧場標識から荒れた箇所もない二十七線沢沿い林道の終点C441が実質の登山口となる。
 ルートは、北西側に回り込む沢又は枝沢から東尾根に上がる2案が考えられるが低山でもあり、後者を辿る事になる。
 C441西沢に入渓、泥沢ではなく水量も少なく、雪解けとともに黄金色の花を咲かす「やちぶき/エゾノリュウキンカ(蝦夷立金花)」が沢筋に続き出迎えてくれる。
 C530で沢地形も消えて東尾根への斜面にOgi氏/旭川が突入…私は申し訳ないが今回の山行は終始最後尾でした。
 隣接する「中愛別山/単独」は、強烈なネマガリダケに苦労した記憶があるが、今回は比較的薄い藪が続きC620で東尾根に上がる。
 尾根筋は、快適な歩きが続きC680等高線の変換点付近で○○畑…たっぷりと時間を費やし、結局下山時もここで楽しみ、時にはのんびりも良いものと実感する。
 多少藪が煩くなり、中愛別山を望むと細めの尾根上に「標石」をSA氏が発見!!三角点が最高点とは限らず!!と高みに引き返すが「ダニ」に怯えて再びの○○畑へと緊急避難…登り所要時間よりお楽しみ時間を過ごして東尾根を下降、登山口にピタリと辿り着き、Ogi氏/旭川の地図判読能力を実感する。
 昨日は、35mmレンズ購入で試したくてカメラを背負い「十勝岳」…天候激変に突然のアラレと雷に逃げるように下山した。
 今回は、初夏を感じさせる陽気に手頃な里山にと山仲間と気兼ねなく同行でき、前夜、次いで下山後、春の味覚時間に時間がたっぷりと流れたが、時には登山の豊かさを別な面から味わうのも充実感があり、皆さんに感謝する。
同行者:Ogi氏/旭川・SA氏、HI女史「地図がガイドの山歩き」山行記へ
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