2004年2月1日(日)
大滝村/30Km
30Kmは強者揃い
気温−3度 WAX :SWIX HF7 2時間06分47秒 総合順位:26位/81人
大滝国際スキーマラソン(第14回)は、昨年に続いて2回目の参加であり、昨年のコース経験があり精神的には多少楽である。
農道直線で踏ん張ると長い下りタイムであり、昨年は1周目で5分後スタートの15Km組選手に結構抜かれたが、今回は非常に少ないと会場へと加速する。
大滝村は、北海道の道央地域南西部に位置し、コースは徳舜瞥山・ホロホロ山を見上げながら15kmコースを2周する結構ハードな大会であり、実業団・冬戦教等の強豪も参加する。
山間部の冷え込んだ会場受付で、前日のホロホロ山荘の岩風呂に浸かりすぎたのか体が腑抜け状態でのゼッケン受付中に、今シーズン好調なSa氏「一人歩きの北海道百名山」とお会いする。
快晴下10時スタート、30Km組一斉にダッシュし、長流川沿いに3Km程続く平坦コースをSa氏の背中を見ながらのWAX状況は、薄く積もった雪に滑りを重くしている。
登り坂の始まりで、息を上げながらクイックで前方GPに追いつくも、このコースの踏ん張り箇所は、長い坂を登った後の「だらだらと続く長い区間」の体力・技術が勝負とペース配分を自重すると…5分遅れスタートの15Km組トップがスーパで一気に登って行くのには驚きである。
徳舜瞥山は、例年ならば純白景観の山容であるが、雪不足と感じながら、根気負けしそうな丘陵直線をひたすらクイックと時折スーパを交えて高みに上がり、
一周目(15Km)は、62分でありWAXの割には良いタイムとボランティアの方々が差し出してくれる飲み物を横目に2周目に入る。
2周目から私の背中をピッタリとついて来る人があり、前方にはペース目標となる幾人かが見え気が抜けない中、再び長い登りにかかる。
やはりスキーが今一滑ってくれない状況で、ヨダレを流しながら前方の幾人かを抜きつつ、2周目から終始背中にいる選手を一度も振り返る事なく、ペースを落とさないぞ…懸命にもだえる。
下りにかかる前の自衛隊さんが差し出す飲み物も遠慮して、一気に下りに入ると賑やかな会場が見え、スーパで懸命にゴールすると、疲労度一杯の割には昨年より34秒早いだけのタイムにガックリであった。
ゴール後、2周目から私の背中にいた人が「引っ張っていただき、ありがとうございました」と握手を求められ、結局この人は、60歳以上部門で第2位となり、同じ部門の昨年第2位タイムより3分強早かったようです。
スタートからゴールするまで飲み物等を一度も口にする事のないレース展開となり又WAXが雪質にピッタリと適合していなく、スキーを2本揃える必要があると実感する。
Sa氏がゴール…顔には一筋のヨダレ…この人が辛い形相でゴールするのを初めて拝見し、本日の雪質は滑らなくて辛かった思いは同じで、好記録で走り抜けたSa氏とキノコ汁を食べ、次週の札幌国際スキーマラソンでの再会をと帰路につく。
Sa氏「一人歩きの北海道百名山」のスキー参戦記録
順位
○ 第13位/42人中(40歳以上60歳未満)
1 大会会場(徳舜瞥山)
2 坂口氏ゴール
3 徳舜瞥山を背景にSa氏(左)
HOME XCスキーpage