2004年2月8日(日)
      札幌ドーム/50Km
     
50Km起伏あり

 気温−7度  WAX :GALLIUM 20
 3時間32分34秒  総合順位:116位/646人

  札幌国際スキーマラソンは、札幌ドームをスタート・ゴールとして、あたご山・白旗山競技場・羊ヶ丘ゴルフ場を経由する起伏に富んだハードな大会コースである。
競技種目は、50Kmのみで参加選手も海外を含み1000名(男女)余りが参加する、道内屈指の過酷なレースである。
 私は、この大会初参加で、前日にコース下見とWAX調整を兼ねて札幌ドームから700m程離れたスタート地点に向かう。
 スタートコースは、特に広くなくスタート位置にはゼッケン番号を指定する看板があり、私の番号は初参加もあり「1635」とかなり後方となる…少し問題であり策を練る。
 夕刻、前回の大会経験者であるSa氏「
一人歩きの北海道百名山」のゼッケンは昨年実績から1200番台(50Km参加者は1000番から始まる)であり、一緒の位置でスタートをとお願いする。
 大会当日、冷え込んだ曇り空で日中の気温も0度前後への上昇になる事は
予想しにく、難しいWAX選定となるが、私はスキーが一本しかなく諦めてSa氏に御挨拶し確保してくれた位置にスキーを並べる。
 スタイリュシュなNaさんが、地下鉄福住駅からドーム次いで遠く離れたスタート位置まで、早朝なのに応援に来てくれる…ありがたいと感謝するとともに頑張ろうモードとなる。 
 0900指定選手を先頭にスタート…迫力ある緊張の時間帯の
最初は緩やかな登りが続き、登り切った地点で力関係が落ち着いた長い列となるが、Sa氏と一緒にスタートできた位置が無理なく流れに乗る事ができたと感謝しながら余裕を持って入りのペースをつかむ。
 未知のコースであり又長丁場の50Kmと自重しつつ、前方者とペースを保ち5Km過ぎから小屈曲の狭いコースに変わると同等レベルの選手GPが形成される。
 スーパスケーティングを多用し、余裕を持ちながら加速を繰り返す辛抱の時間が果てなく続き、林道・坂・凹凸を比較的狭いコースに繰り返す。
 太陽は隠れた状態で気温上昇もなく、WAXが渋い箇所もあり後続者に下り坂で置いて行かれる場面もあり、気持ちがあせる。
 白旗山競技場付近が30km付近であり、50Kmの距離感が見えた感じに後方に誰やら…「荻原健司」である。
 約2Km程私
の後方で遊んでいたようであるが、緩やかな下りで一気に見えなくなってしまう…流石に凄いと実感する。
 40Km手前の屈曲した連続の登りが非常に辛く、筋肉がケイレン状態で、幾人かが止まって呼吸を整えている。
 このコース最大の難所…前へと進むだけと必死のクイック・スケーティング…過酷な地形をやっとの思いで上がると40Km看板…ゴールは目前である。
 緩やかな下りが続き、面白いように残り距離表示を見ると、歩くスキー組の和やかな雰囲気を感じるとドームが眼前で、やっと終わりだと嬉しい感動の瞬間である。
 最後の
直線をラストスパートすると大型スクリーンがある待望のゴールであり、時間は残念ながら3時間30分を2分程オーバしてしまうが、私のタイム設定は3時間30分であり予定通りと満足する。
応援に駆けつけてくれたNaさんとSa氏をゴールで待つとスタイルの良いSa氏がゴール…お疲れさまでした
 本日の気温は、予想より低温であり日中の気温上昇もなく、全般的に昨年よりタイムを大きく落としたWAXとの闘いでもあった。
 Sa氏「一人歩きの北海道百名山」のスキー参戦記録
 全般
  
・コースは、全般的に狭いが追い越しできる箇所も多い。
  ・屈曲箇所も多く、スキー操作が求められる。
  ・滑走法でスーパスケーティングが多用できれば有利である。
  ・40Km手前の登りは、最も辛い時間帯で急勾配・狭小。
  ・初めての参加申し込み時は、申告タイムがスタート順となるので要考慮。
  ・ゼッケン番号指定のスタート位置では係がゼッケン番号の点検をする。
  ・長距離であり、休憩ポイントで適時・短時間の栄養・水分補給。


Naさん提供の写真です。
 1 スタート地点でSa氏(右)
 2 ゴール後
 3 ゴール後

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