2004年2月22日(日)
85Km
気温 : スタート地点−7度 ゴール地点−2度 WAX:GULLIUM 20 4時間53分12秒 (133位/1124人)
湧別原野オホーツク100kmクロスカントリー大会は、白滝村・丸瀬布町・遠軽町・上湧別町の4町を結び内陸からオホーツク海側へと走り抜ける国内最距離のクロカン大会である。
大会名の100kmはスキー駅伝種目で、個人種目としては85Kmであり、私は2年前に85Kmの長距離に不安感一杯で参加したが、フラットコースもあって5時間14分余でゴールし、記録更新を目標に今回2度目の参加である。
大会前日、スタート地点近傍の「白滝文化村ロッジ/白滝村」でsa氏・H氏・So氏と同泊する。
この文化村ロッジの営業は、大会前日または5名以上の平日予約時のみ開業との事で、宿泊料金は5010円と安値であり別棟にWAXルームもある。
大会当日、0730一斉に1124人が北大雪スキー場下の広場をスタート、いよいよ過酷なドラマの始まりである。
北大雪スキー場から白滝村へと緩やかな下りコースが続いて、フラットコースに変わるも引き続き、集団が延々と連なり高速レースが展開される。
昨日の薄い積雪がWAX選定を難しくしたが、雪温は高く、参加選手のどのスキーも滑るようであり、体力消耗を押さえるスキー操作が続く。
給食所で水分のみを補給しながら、前後に延々と続く参加者を余裕を持って確認しながら、50Km地点で実力が上の地元から参加している仲間に追いつき、オーバペースかと思いながら、遠軽町の給食点まで後方で一緒のペースを保つ。
遠軽町がレースの大きな結節点で、残すところ25Kmの安堵と仲間が遠軽給食所に寄ったのを見て、普段勝つことができない相手との意識もあり、WAXも滑り体調も余裕と私は、休憩することなく通過する。
あと12Km付近で、急激に空腹感を感じると全身の力が抜けて、これまではスーパー・スケティングで周囲の選手とのスピード感の違いで順位を上げていたが…重い降雪にコースが灰色で非常に見にくいのも精神的にも辛い。
やっと給食点で補給するも、今までの無休憩に近い状態での反動が一気に全身に表れて、スキーは滑るが全くピッチが上がらなく、沢山の選手に抜かれるが体が全く動かない。
普段は、10Km位のフラットコースは何の苦にもならないが、この時ばかりは無限の距離を味わう。
よろよろ状態で、上湧別町のゴール会場のアナウンスに自分の名前コールを聞きながらやっと状態でゴールし、完走できたと実感する。
過去、各種大会に何度も参加しているが、これ程に虚脱状態になった事はなく、水分・栄養補給なしで走れるのは60Km付近までと得がたい教訓を得る。
濡れる降雪の中、応援に来ていただいたNaさんの前では、格好良くゴールしたいとの思いも、残念ながら情けない姿となったが、悪天候に長時間待って下さった姿には頭が下がる思いと感謝する。
ゴール後、ドリンク・ソバ2杯・汁粉・オニギリを一気に流し込みながら、前大会より20位程順位を落としたが、何とかそれなりのタイムで辿り着いたしみじみ思う。
スタート地点の白滝村へ向かう道路沿いの降雪降りしきるコースには、大会参加者が走っていました…最後まで頑張れ!!…来年も来るぞ!!
{追伸:一緒に参加したSa氏「一人歩きの北海道百名山」の参戦記録へ}
以下、Naさん提供の写真です。
1 ゴール直後
2 ゴール後
3 ゴール後
HOME