インストール関連の話題です。
Fedora Core 2(以下FC2)が出ましたのでインストール作業を行う。 とりあえず、前回のFedora Core 1環境は残す必要が無かったので、クリーン・インストールを行う。
インストールしてみると、いくつか不具合があり、結局、何度も再インストールする羽目になった。
不具合としては、
1.SELinuxとGNOMEの相性が悪いとりあえず,SELinuxはOFFでインストールする。 さもないとGNOMEのアプレットが動かなくなり,デスクトップが使用不能になる。 幸いにも(この状況を見越して?)、普通にインストールすれば、SELinuxはOFFになる。
2.音が出ないALSAのヘッドホンはデフォルトでOFFになっているために起こった現象。 ライン出力は問題なく音が出る。
とりあえず、問題はあったがインストールが完了。 GNOMEデスクトップが無事立上がった。 画面解像度が低いので下部のパネル・サイズを48から32に変更してみる。 が、これをやると、漢字が入力出来なくなった!
FC2から標準の入力メソッドが、XIM(kinput2)からIIIMFに変更されのが不安定の原因のようだ。 とりあえず、一旦ログアウトして、再度ログインすると大丈夫だった。
さて、デスクトップの右下ではRed Hat Networkが動き出し!マークが表示された。 とりあえず、up2dateを使ってアップデートを行う。 が、これがトンデモな結果をもたらし、なんと、また漢字が入力できなくなった!
原因追求と興味もあって、IIIMFを捨ててuim+anthyをインストールしてみた。 その過程で、原因が判明。 なんとアップデートに含まれる、xinitrcのスクリプトがバグっている…。
up2dateでアップデートを行うと、/etc/X11/xinitディレクトリにある、 xinitrcが変更(xinitrc-3.39.1 -> xinetrc-3.41-1)される。 この書き換えられたxinitrcは、/etc/X11/xinit/xinitrc.d下にあるスクリプトを実行するように記述されているが、 なんと、".sh"が付いているファイルだけを実行するように記述されている。 ところが、FC2では、xinputスクリプト・ファイルに".sh"など付いていないため、 スクリプトを実行されず、漢字の入力が不能になる。 (これを確かめるのに、何度かFC2の再インストールをしなければならなかった)
と言うことで、/etc/X11/xinit/xinitrc.d下の全ファイルを".sh"付きにリネームする事で、 漢字が入力不能は脱出出来る事が解かった。
さて、これで日本語入力が出来るようになりましたが、IIIMFは、やはり問題が在る。 今、IIIMFで入力しているが、変換のためカーソル(正確にはカレット)を動かしていると、 全角と半角が混じっている場合、カーソルが最後の文字に行かない場合が在る。 やはり使い難いので、Kinputに切替えて使うことにする。
切替えは、専用コマンドで行う。
im-switch -m xim
これで、再度ログインすればメソッドが切り替わる。 変換効率はcannaよりanthyの方が良いようなので、uimを導入するのも一案だと思わる。
まず、Fedoraサイトの左側メニューから"Download"をクリックする。 ページ中に"Downloading the ISO Images"という項目があるので、作りたいDVD用のイメージを取り出す。 例えば、x86_64(64bit版のFedora Core 2)なら、 x86_64用のハイパーリンクを選択し、 "FC2-x86_64-DVD.iso"ファイルをダウンロードすればよい。 また、FC3のテスト版が欲しい場合、左メニューに"Test Release"の項目が出ているので、それを選択する。
欲しいisoイメージファイルをダウンロード出来れば、growisofsを使ってDVDにイメージを焼けば、インストールDVDが完成する。 growisofsの使い方だが、自環境ではDVD-RドライブはUSB2で接続されている。 このため、SCSIデバイスとして扱われているのでメディアをセットしたら、以下のコマンドでDVDが焼ける。 (ここでは、isoイメージファイルが、HogeHogeDir下にあるものとする)
$ growisofs -dvd-compat -Z /dev/scd0=HogeHogeDir/FC2-x86_64-DVD.iso
要はZオプション以降に、デバイス名=isoファイルのパス名を書けば良い。
Fedora Core 3の雑誌掲載も数多く出ているが、グラフィック・カードにi815を使っている場合、 なんと、GUIインストールがうまくいかない! うちのDELLがそーなんですわ、まったく。という訳で、うまくインストールする方法を紹介する。
うまくいかない原因は、X11とインストールCD内のカーネルがi815をうまく扱えないためで、 最新版にアップデートすれば、問題なく動作する。 つまり、インストール時にX-Windowを使わなければ問題なくインストール処理が出来る。 このため、テキストでのインストールを行えば、この問題を回避できる。
さて、インストール前に下準備が要る。後でaptを使うので、Fedora Core 2用のaptのrpmファイルを用意しておく 【導入方法:FRESH RPMSは外せない参照】。 私の場合、外付けのHDDがあるので、そこにrpmファイルを入れておいた。 外付けHDDはドライブが別なので、インストールで消される事はない。 もし外付けHDDが無ければ、CD-Rに焼いておけばよいだろう。 FDDがあれば、それに入れておくことも可能。(ファイルサイズは、820KB程度)
では、テキストでのインストールにかかる。まず、インストールCDでPCを再起動すると、 インストール・プログラムが立ち上がってくる。 この時、 "boot:"で入力待ちになったら、以下のように入力する。
boot: linux text
これでテキストモードのインストーラが動き出す。後は、GUI版とほぼ同じ要領で質問に答えていけばよい。
さて、テキストモードのインストールが完了すると、CDを抜いてリブートするようメッセージが出る。 これに答えると、今セットアップしたFedora Core 3が再起動され、最終設定を行うことになる。
Fedora Core 3からGRUBの画面が変更され、再起動されるとカレントのカーネルでブートするためのカウントダウンが表示される。 このカウントダウン中にEnterキーを押し、ブート選択画面に入る。 ブート選択画面に入ったら、'a'キーを押してパラメータ追加を行う。ブートのパラメータが表示されているので、 その最後に、" 1"を追加する(区切りの空白を忘れずに!)。つまり、ランレベル1でブートするのだ。
ランレベル1は、シングルユーザ/コンソール・モードでブートしてくる。 つまり、root shellのプロンプト('#')が表示され、入力待ちになる。
ここで、X11やカーネルを最新版にアップデートする。まずは、aptを導入する。 私の場合、aptは、USBで接続されたHDDに入っている。USB接続は、SCSII接続として扱われているので、 これをマウントしてrpmファイルにアクセスする。
# cd /mnt # mkdir usb_disk # mount /dev/sda1 /mnt/usb_disk # cd usb_disk
Fedora Core 2用のaptを導入する。当初、Fedora Core 3用のaptを導入してみたのだが、うまくいかなかった。 よって、Fedora Core 2用のrpmを利用する。
# pwd /mnt/usb_disk # rpm -ivh apt-0.5.15cnc6-1.1.fc2.fr.i386.rpm ...
これで、Fedora Core 2用のaptを導入したが、このままでは、Fedora Core 2用のリポジトリを参照してしまう。 そこで、apt lineをFedora Core 3用に手動変更する。viを立ち上げて、
# cd /etc/apt # vi source.list
内容を変更する。source.listファイルの中に以下の行があるので、'2'を'3'に変更すればよい。
<<変更前>> ・ ・ # Fedora Linux 2 rpm http://ayo.freshrpms.net fedora/linux/2/i386 core updates freshrpms #rpm http://ayo.freshrpms.net fedora/linux/2/i386 tupdates ・ ・
<<変更後>> ・ ・ # Fedora Linux 2 rpm http://ayo.freshrpms.net fedora/linux/3/i386 core updates freshrpms #rpm http://ayo.freshrpms.net fedora/linux/2/i386 tupdates ・ ・
これで、FC3リポジトリから最新のパッケージを取得できる。 ただ、Networkサービスが、まだ起動されていないので、まず、これを起動し、後は、いつものapt操作でアップデートを完了させる。
# service network start ... # apt-get update ... # apt-get upgrade ... ....[Y/n] y ... #
aptの表示中に、画面が真っ暗になる場合があるが、スクリーン・セーバーが起動されただけなので。 shiftキーを押してスクリーン・セーバーを解除してやればよい。 このアップデートで、source.listも含めてaptもFC3用にアップデートされる。
次にカーネルをアップデートする。これも、aptで行える。 まず、最新のカーネルを確認し、それをインストールすればよい。
# apt-get install kernel ... kernel-smp#2.6.9-1.681_FC3 2.6.9-1.681_FC3 kernel-smp#2.6.9-1.678_FC3 2.6.9-1.678_FC3 kernel#2.6.9-1.681_FC3 2.6.9-1.681_FC3 kernel#2.6.9-1.678_FC3 2.6.9-1.678_FC3 kernel-smp#2.6.9-1.667 2.6.9-1.667 kernel#2.6.9-1.667 2.6.9-1.667 [Installed] ... # apt-get install kernel#2.6.9-1.681_FC3 ... #
これで、アップデート完了となる。後始末をした後、CTRL+Dキーでログアウトする。 すると、ランレベル5のブートが始まり、最終設定(なぜか英語版)へ移行しようとする。 ただ、この状態ではアップデートの反映が出来ていないので、再起動させる。
# cd /
# umount /mnt/usb_disk
# rm -f /mnt/usb_disk
# service network stop
...
# { CTRL+Dキーでログアウト }
最終設定が終われば、問題なくFedora Core 3が使えるようになる。