Fedora Coreでは、RedHat Linuxから使われているup2dateがデフォルトのアップデータ (ソフトウエアの自動アップデートを行うもの)だが、それ以外に、yumとaptが使える。 しかし、aptはインストール直後には導入されていないので、 自力でインストールする必要があり、また、Fedora Coreが提供するaptのリポジトリは、 更新が遅く、また、ライセンスの関係で、多くのプロダクトがラインナップされていない。 ただ、うまくセットアップすれば、非常に強力なアップデータとなるaptは、お薦めである。
まずは、apt自体をインストールする必要がある。この時、どのリポジトリ (アップデート対象のファイルが入っているデータベースの事。 aptは、このリポジトリから、アップデートやインストールするファイルを検索/ロードする) を選ぶかを考えなければならない。個人的には、FRESH RPMSが良いと思う。 このサイトは、更新が迅速で、ラインナップも豊富であり、FC1/FC2から使える。
FRESH RPMSから、aptをダウンロードしてくる。URLは以下の通り
http://apt.freshrpms.net/
表示されたページからリンクをたどる。Fedora Core 2の場合は、 以下のファイルをダウンロードする。
apt-0.5.15cnc6-1.1.fc2.fr.i386.rpmRPMファイルなので導入は簡単である。
$ su Password: ***** # rpm -ivh apt-0.5.15cnc6-1.1.fc2.fr.i386.rpm
これで、aptがインストールされて使用可能になる。またリポジトリは、FRESH RPMSになっている。 これを確かめるには、/etc/apt/sources.listを開いてみるとよい。
rpm http://ayo.freshrpms.net fedora/linux/2/i386 core updates freshrpms
という行が有効になっている。これで、最新のパッケージが取り出せる。
準備が完了したら、とりあえず最新の状態にアップデートする。 aptはroot権限でないと動作しないので、注意すること。
$ su - Password: ***** # apt-get update . . (検索リストのダウンロード状況が表示される) . # apt-get upgrade . . (アップデートされるモジュールが一覧表示される) . ......[Y/n] y . . (アップデート状況が表示される) .
updateは、リポジトリに入っているモジュールの検索リストを取得するコマンドである。 このため、upgradeコマンドを発行しなければ、実際のアップデートは行われない。 upgradeコマンドは途中で、本当にアップデートするかを確認してくるのでyを答える。
update/upgradeでは、カーネルは最新版に更新されない。カーネルをアップデート する場合は、以下のような方法で行う。
$ su - Password: ***** # apt-get install kernel Package kernel is a virtual package provided by: kernel#2.6.6-1.435 2.6.6-1.435 kernel#2.6.5-1.358 2.6.5-1.358 [Installed] You should explicitly select one to install. E: Package kernel is a virtual package with multiple good providers.
[Installed]が付いているものは既に導入済みである。 この表示で、導入したいカーネルのバージョンを見付けてアップデートを行う。
# apt-get install kernel#2.6.6-1.435 . . (アップデート状況が表示される) .