cannaやwnnが有名ですが、日本語変換では、まだ開発が続くanthyを使うのも一つの考え方です。
cannaの変換効率がイマイチなので、anthyを使ってみようと導入してみる。
最初に、IIIMFが悪さするといけないので、kinputに切替えておく。
$ im-switch -m xim
まずはuimを導入する必要がるので、インターネットを検索してサイトを見付ける。
http://uim.freedesktop.org/Software/UimDownload
最新版をダウンロード出来る。RPMがあるので
uim-0.4.1-1.i386.rpm uim-devel-0.4.1-1.i386.rpm
をダウンロードしてrpmコマンド(rpm -ivh)でインストールすればOKである。
次にanthyだが、 http://anthy.sourceforge.jpから 「ダウンロード」に入ってanthy-5500をダウンロードしてくる。 安定版は5100なので、どちらを使うかはお好みといったところか。 これもRPMなのでrpmコマンドでインストールしてやればよい。
これで準備完了だが、まだやる事がある。 xinputファイル(/etc/X11/xinit/xinitrc.d/xinput)の編集だ。 xinputファイルはシェル・スクリプトで書かれているが、このスクリプトを読むと、 XIM変数等が空の場合にインストールされたファイルをチェックして、設定を選び出している。 実はxim/iiimfの変更を行うim-switchコマンドの関係だと思うのだが、 xinputファイルが実行された時に、既に変数に値が設定されている。 雑誌などに載っている変更を行っても、実際には設定が切り替わらないのだ。
そこで強制的に、これらの変数を再設定してしまう。 xinputファイルの先頭に以下のスクリプトを追加する。
XIM_ARGS= XIM_PROGRAM=uim-xim XIM=uim-anthy GTK_IM_MODULE=$XIM export XMODIFIERS="@im=$XIM"
かなり強引だが、確実にuim+anthyにスイッチしてくれる。
もう一つ変更が必要なのは、/etc/gtk-2.0/gtk.immodulesの編集である。 以下の行が追加されているか確認して無ければ追加する。 (たぶんuim-anthyだけでも大丈夫だと思うが)
"uim-tcode" "uim-tcode (ja)" "gtk+" "" "ja" "uim-anthy" "uim-anthy (ja)" "gtk+" "" "ja" "uim-prime" "uim-prime (ja)" "gtk+" "" "ja" "uim-tutcode" "uim-tutcode (ja)" "gtk+" "" "ja" "uim-skk" "uim-skk (ja)" "gtk+" "" "ja"
これで、ログアウト→ログインすればuim+anthyで入力できるようになる。
実際に使ってみると、変換効率は、まずまずといったところか。問題点としては、
1. インジケータが出ないので、どちらのモードか見ただけではわからない。
2.無変換が出来ないので半角英数字を入力する場合、いちいちshift+spaceが必要になる。
3.カーソルの位置ヒントが間違う場合がある。最後の1文字にカーソルが行かない場合がある。
3については、いったん改行してDELで改行を消すと、正常に戻る。 と言う事で使用感は一長一短と言った所である。少しだけ賢い変換を使いたいならば導入も一考だろう。
Fedora Core 3を暫く使ってみたが、やはり、余りにもcannaの変換が大馬鹿。 このため、uim+anthyに切替えることにした。 ところが、Fedora Core 2までのやり方とは、かなり違っているようなので、改めてインストール方法を記述する。
まず、uim関連の情報は、ここを見るのが、 手っ取り早い。日本語サイトなので有力な情報を得やすい。このページから辿ると、 uimのダウンロードページに行き着く。 RPMファイルがあるので、最新版をダウンロードしてインスールすればよい。
# rpm -ivh uim-0.4.6-1.i386.rpm
次はanthyだが、ここから取ってくる。 RPMファイルがあるので、それをインストールしてやれば良いのだが、最新版がtarボールしかない場合も多い。 この場合は、展開したディレクトリ中のINSTALLファイルを参考にインストールしていく。
$ tar zxvf anthy-6300d.tar.gz -C ~/extracts/ ... $ cd ~/extracts/anthy-6300d $ ./configure $ make $ su Password: ******* # make install
automakeのお馴染みの方法でインストール出来る。INSTALLファイルに、
--注意-- 特にオプションを指定せずにconfigureを行うと作成された ライブラリは/usr/local/lib にインストールされますが 多くのディストリビューションはデフォルトの設定では/usr/local/libの シェアードライブラリを読みません。 */etc/ld.so.conf に /usr/local/lib を追加して ldconfigを行う。 *環境変数 LD_LIBRARY_PATHに /usr/local/lib をセットする。 のいずれかの方法で解決することができます。
と記述されているので、必要に応じて、この作業をやっておく。 ここまでは単純作業だが、この後、設定ファイルを弄ることになる。
まず、インプットメソッドの指定方法を見ておく。各ユーザが、どのインプットメソッドを使うかは、 ~/.xinput.dディレクトリ内の、ja_JPファイルに記述される。 そこで、このファイルを以下のファイルへのシンボリック・リンクにしておく。
$ ln -s /etc/alternatives/xinput-ja_JP ja_JP
この、/etc/alternativesディレクトリ下に、各言語別のメソッド指定ファイルがある。 日本語の場合、xinput-ja_JPがそれにあたる。 ls -lで見てみると、これも/etc/X11/xinit/xinput.d/iiimfへのシンボリック・リンクである事がわかる。 今回は、iiimfではなくuimを使うので、これを変更する必要がある。 そこで、/etc/X11/xinit/xinput.dに以下のファイルuim-anthyを作成する。
# cd /etc/X11/xinit/xinput.d # gedit uim-anthy
内容は、以下のようにする。
XIM=uim-anthy XIM_PROGRAM=uim-xim GTK_IM_MODULE=uim-anthy
uim-anthyファイルをセーブしたら、/etc/alternativesのリンクを書き換える。
# cd /etc/alternatives # mv xinput-ja_JP xinput-ja_JP.org # ln -s /etc/X11/xinit/xinput.d/uim-anthy xinput-ja_JP
これで設定が完了。ログアウト/ログインでXを再起動して設定を有効にする。 この時、iiimfではないので、画面上のインジケータは表示されなくなるが、 動作自体は問題なく行える。